クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

東北のこと

書店で「復興グルメ旅」という一冊の本に出会いました。
震災から立ち上がった東北の美味しいお店の特集でして、その店に行き、美味しいものを食べて、お代を支払う、それが復興支援につながるというもの。
正直、自身ボランティアに行くというほどの奇特さは持ち備えておらず、それでもずっと気になっていて、何かできないかと考えていてこの本に出会いました。
震災の直後は大変だけど手を差し伸べる人、気にしている人、そこへ行く人も多かったと思います。でも3年たって少し安定して復興も進み始めると、ニュースとしてもトピックス性が薄れ、なかなか採り上げられなくなってしまう。そうすると人の記憶の中から薄れていって、関心も薄れてゆく。だけど今現在でもたくさんの人が非難生活をしていて、仕事や生活も大変な人もいる現実。もしかしたら、今東北に行ってお金を使うことはすごく意味があるかもしれないと考え、年末はこの本のお店を頼りに東北の町へ行ってみることにしました。
福島、松島、石巻、女川、気仙沼。美味しそうなお店がいっぱいこの本には載っています。今からとても楽しみであります。
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終わりがあって、始まりがある

 今日、一本の電話がありました。
日本のクルーズパッセンジャーの草分け的な存在であるM氏の奥様が昨日逝去された。
いつもM氏といっしょに世界の海に出かけられた。
ご冥福をお祈り申し上げます。
私個人的には、昨年のサガルビーにご夫婦でご乗船いただき、こういうクラシックな船を追いかけることを
大変褒めてくださった。それが大きな励みになっています。
 そのサガルビーは、今最終航海の途にあります。本当はサウザンプトンからカリブ海へのクルーズでした。しかし、カナリア諸島サンタクルズ・テネリフェ寄港時、発電機のひとつにトラブルを抱え、カリブ海の気候を考えると安定した電力供給に支障をきたす可能性をチーフエンジニアがキャプテンへ進言、そういったいきさつから地中海でクリスマスとニューイヤーを迎える航路に変更することとなりました。
せっかくのフェアウェルクルーズなのに。でもこれは現実。それでも600余名の船客はほとんど残留、彼らにとってデスティネーションは二の次でサガルビーの船上にいることに重きを置いている訳です。
 日々の生活、いつも前向きに明るくポジティブにやれれば、それはベストかもしれませんが、そんなはずはありません。避けがたい現実に直面することも強いられます。
 しかし、例えば、サガの素晴らしいホスピタリティ、どんな船よりもブリティッシュな船内の雰囲気はサガサファイアへ継承され、さらにサガはまた新たな後継船を計画し、近い将来世に送り出すことでしょう。
また、ちょっとうれしいニュースも舞い込んで来ました。
アルタニアという船をご存知ですか?
現在はアマデアと同じドイツのフェニックスライゼンが運航していますが、そのオリジンは「ロイヤルプリンセス」。
その命名者はダイアナ妃。そのエレガントなスタイル、そしてバルコニーキャビンを多数造る現代のクルーズ船の手本となった船であります。
2016年、少し先の話ですがワールドクルーズの途中、日本寄港が決まりました。私の本音は「一度乗ってみたいなぁ。」です。いちおう日本寄港のコース図をご紹介いたします。
 ということで、QE2は2008年にすでに引退。サガルビーも引退。これでオーシャンライナー系はほぼ絶滅。これはもう仕方がない。しかし1980年代に建造されたグレートシップは健在。
1982年建造 オイローパはサガサファイアとして、
1984年建造 ロイヤルプリンセスはアルタニアとして、
1988年建造 ロイヤルバイキングサンはプリンセンダムとして。
これら80年代の名船、少しでも長く現役でがんばってほしいものです。

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日々、多事

月曜日、いやですねぇ。
それは私だけではないでしょ?
ブログやFBでは、話題性ということもあり、ル・ソレアルやらサガやら、そういう話題が多いのですが、洋上は今年の場合45日程度で、あとは横浜で地味な作業の積み重ねであります。
来年は、さらに洋上は減らす予定です。
ということでありふれた横浜での月曜日なのですが、今週27日、横浜港大桟橋客船ターミナルのホールで、全国の港湾関係者の方を前にして「セールスと客船誘致は表裏一体」との題目でお話をさせていただきます。全国40の港から70名もの方が来られると聞いております。
(ここからは興味のない方にはまったく関係のない話になってしまいますことをご了承下さい。)
私の仕事は、クルーズのセールスです。日本発着クルーズは最も日本のお客様に乗船しやすいクルーズです。
そのためにも、当社の場合、SAGA、PONANT、PHOENIXなどの船に日本にまず来てもらう、それが私の大きな仕事のひとつです。それには実績が必要、つまり日本から日本の人が乗船するという実績です。
まず、地球上のアジアというリージョン、その中で日本に船を着ける、これが私の第一のミッションです。
そして、次に日本全国の港湾都市のどこに船を持ってゆくか、という話になります。
先月、ル・ソレアルが日本周遊を行いました。フランス人船客の次に多かったのは日本人船客の方でした。
「それならば、来年も日本へ船を持っていこうか。」となる訳です。
サガは、若干予定外にサガルビーの引退が早まったこともあり、来年はワールドクルーズ、つまり日本寄港はありません。しかし、サガは新しい船を捜しています。そなればワールドクルーズ再開という道が開けてきます。
アマデア、昨年、今年と日本に来航、来年、再来年はスケジュール発表済みで日本は外れています。それは納得の出来る「外れ方」ともいえます。したがって最短でも2016年が誘致のターゲットになります。まだまだ先の話と思いきや、2016年なんてあっという間にやってきます。
シードリーム・ヨットクラブ、ボヤージュ・トゥ・アンティクイティは当面日本寄港は実現しなさそうです。理由のひとつとして、気象状況があります。日本は世界的に見ても悪い海に囲まれてるとの説があります。
しかし、当社取扱のような比較的小型船には素晴らしいクルーズエリアもあります。そのひとつが瀬戸内海です。ル・ソレアルでの航行であらためてその素晴らしさを再認識しました。
 セールスというと、ノルマ、数字、といった単語が出てきがちですが、それだけではつまらない。私の場合小さいながらも私の会社なので私の好きなことが永続的に出来る。その中のひとつのテーマは自分の人生の中で「作品」と言えるようなクルーズを作ることです。それは例えば、サガルビーの2012年ワールドクルーズ。その中から長崎〜上海・宮古島・香港へのセクター(コレクターズボヤージュ)であったり、今春のアマデア大阪〜基隆・シンガポールであったりする訳です。それはけっこう大変でして壮大な準備期間を要することもあります。だから半年や1年で結果を出せ、というような組織社会ではなかなか実現しにくいことかもしれません。しかしその分お客様の感動もより大きなものになります。そしてサガルビーのように「突然の引退表明」、今となってはあれが最後のワールドクルーズ、そして最後の日本寄港となってしまう訳です。
ということで、27日は「横浜に行ってよかった。」と思っていただけるような話を熱意を持ってさせていただきます。
 全然違う話、「世界のクルーズ客船2013−2014」という本が海人社より発刊されました。
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%89%A6%E8%88%B9%E5%A2%97%E5%88%8A-%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%AE%A2%E8%88%B9-2013-2014-2013%E5%B9%B4-12%E6%9C%88%E5%8F%B7/dp/B00GBB3OVO/ref=sr_1_2/377-9773421-0309441?s=books&ie=UTF8&qid=1385348383&sr=1-2

ただ一言、この本は強烈に凄い本です。世界中のクルーズ船、クルーズ会社が網羅されています。私でも知らない船会社がたくさん掲載されています。それぞれの船社情報にはURLも記載されていて、それを手繰ってゆくと、この本1冊で1年は楽しめる本です。なにより各船の過去の変遷もわかる、ここまで調べ上げるのは並大抵のことではありません。編集の中心となられた小池氏には最高の敬意を表します。
「あの船は今どうなっているのか?」、いつかどこかの港で見た知らないあの船「あれは何という船?」、そういう素朴な疑問の回答がすべてこの本には納められていました。
 世界の艦船へ写真が掲載される、それは長年の憧れでもありました。子供の頃、クルーズ情報が摂れる唯一の本でした。大半は軍艦ですが数ページ客船情報がありました。そこには私が写真の師として師事してきた藤原裕氏、阿部謙一氏、谷口修氏などがいつも掲載常連組で、いつかこうなりたいなぁと思っていました。
今回、思いがけず表紙に採用いただけたこと、感無量であります。

ボヤージュ・トゥ・アンティクイティ

週末は軽井沢と草津で紅葉を満喫してきました。
2週間も海の上にいたので、その反動で山に行きたくなったのです。
昨晩は関越自動車道を通り、自宅に着いたのは深夜でした。
横浜から軽井沢はとても行きにくいのです。
今日は忙しかった。今日はワタシ仕事しましたから!!
午前中はロンドンからのお客様と商談。
http://www.mercury-travel.com/vta/
ボヤージュ・トゥ・アンティクイティ社のDAVID氏が来日。今、共同で日本マーケットでの販売戦略を練っているところです。
(ここからちょっとマニアックな話になってしまいます)
 彼は、昔オリエントラインに在籍していました。マルコポーロやクラウンオデッセィを所有していた会社。
そのオリエントラインがNCLに買収され、彼もNCL LONDONへ。しかしかつてのオリエントラインのオーナーは業界ではかなり知られた大物で、ディスカバリー(元アイランドベンチャー)やオーシャンパールなども運航させていました。そして彼が新たに始めたビジネスがボヤージュ・トゥ・アンティクイティ社。DAVID氏の手腕が買われ、彼もも移籍となった訳です。
ボヤージュ・トゥ・アンティクイティのセールスオフィスはイギリス、オペレーションはギリシャ。オペレーションのトップ、NICOS氏はお父さんがチャンドリスラインの船長、その影響で彼も海運業に進みました。
 彼はまず、なぜ私が英国の船社SAGAを取り扱うに至ったのか、大変興味を持っていました。
私の現在の興味はパーソナルな雰囲気を持つ小型船、そしてお国柄が強い個性派の船であること、そしてSAGAは何よりもグレートシップを保有していることなどを説明しました。
 そんな彼も「SAGAのプロダクトは素晴らしい。」と一目を置いていました。
彼および彼のボスは、かねてからアジアでは日本マーケットでの販売に固執していて、いろんなコネクションを伝って調べた結果、「ニホンには変わった男がひとりいる。」という情報を得たようです。
 ひとつのクルーズ会社の販売を手がけるということは、とても責任が重い仕事です。ポナンやサガも今でこそ、少し知っていただけるようになりましたが、販売当初は誰も知りません。つまり0からすべてがスタートするのです。雑誌やテレビの力を借り、旅行会社さんの力を借り、数年がかりでじわっと浸透させてゆくとても根気のいる仕事です。なかには早急に結果を求める船社もありますが、私は自分の仕事のスタンスを変えません。それは時間がかかることを知っているからです。
日本のように成熟しきった国には多品種少量というか、商品の多様性が求められます。その個々のコアなファンの気持ち、マイノリティの贔屓とでも言いましょうか、それを理解することがとても大切です。
ボヤージュ・トゥ・アンティクイティの商品はとてもユニーク。旅の始まりは乗船港の空港へのお出迎え、旅の終わりは下船港の空港へのお見送り。つまりあとは航空券を購入するだけでOK. 陸の旅と海の旅(クルーズ)を組み合わせ、クルーズ中のほとんどの寄港地観光も込み。歴史と文化を探訪する旅、だからボヤージュ・トゥ・アンティクイティ(=古(いにしえ)への航海)なのです。
船会社の名前、船の名前、つまりブランド力が弱くても売れる商品があります。その商品の何か強烈な個性を見つけ出すのです。その強烈な個性が十分に備わっていることを確認できたので、私はこの会社の日本での販売をお引き受けしました。
ぜひボヤージュ・トゥ・アンティクイティという原石に注目していただければと思います。

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ル・ソレアルが教えてくれたこと

 30日に香港で船を降り、31日に日本へ戻り、1日より通常の仕事に戻りました。
おかげさまでル・ソレアルの日本初寄港クルーズもたくさんの方にご乗船いただき、ありがとうございました。
 いろんな方がご乗船されました。その中には、今年名だたる大型船の日本発着も数本ありながらも、
ル・ソレアルを選んでくださった方、お仕事の都合で少し早めにご乗船された方、ヨーロッパではすでに
ポナンに乗船経験がありながら、初の日本寄港にご乗船くださった方などなど。
ディナーテーブルをご一緒させていただく中で、皆さんのクルーズ経験など大変興味深いお話しを伺うことが出来ました。
まずル・ソレアルが、一様に今まで見たことのないタイプの船だったようで、これを機にヨットスタイルの船旅が少し浸透したのでは、と思っております。またfacebookなどもたくさんご覧いただき、今週に入って連日ル・ソレアルへのお問合せ、ご予約をいただいております。方面は様々で、12月のアジアや5月のベニスなどその多様性にはこちらが驚かされるほどです。
 今回のクルーズ、ル・ソレアルは小樽や広島、大阪など、各寄港地で何回か食材を積みました。蟹、野菜、果物、魚からスティックタイプの砂糖にいたるまで。たぶん調達コストはヨーロッパのクルーズに比べかなり高かったと想像しますが、極力新鮮な食材をその土地で仕入れるというエグゼクティブシェフの考えから、こまめに調達していた印象があります。
 ホテルマネージャーと雑談していて印象的だったのは、彼はフランスでホテル業にも従事していたので、
「これまでたくさんの日本人がフランスへ観光で来てくださった。ル・ソレアルの洋上はフランスそのもので、
今度は我々フランスが日本へ出張してやってきたのです。」という言葉。出前のフランスって面白い発想ですね。
 船のスタッフも慣れないアジアの地で、しかも大変な天候の中、船を運航するという仕事は、いつものヨーロッパの運航に比べてもかなり大変な苦労があったようです。しかしル・ソレアルは264名のスモールシップ。そこにはスモールシップに共通する温かみあるおもてなしと、程よい人と人の距離感がありました。
 クルーズは運送業ではなく、サービス業。船客がバカンスにポナンの船旅を選んでくださった。船側はそれにめいっぱい応えてゆく。そして心地よければまたリピートしてくれる。そういう好循環が生まれる船が良い船なのだと考えます。
 乗船中はほとんど船を降りることができません。仕事だから当たり前なのですが、本音からすれば金沢の街も少し歩いてみたかった。広島も久しぶり(グリーンフェリー以来?)に行ったのに出れなかった。大阪は地元なので学友にも再会したかった。船内ではついに一度もショーを観ることは出来なかった。良い船ほど、仕事で乗るのはもったいないなぁ、と思うことがあります。
 船は船客として乗るのがいちばんです。私もいつか普通の船客としてル・ソレアルに乗り、フレンチディナーを楽しみ、ショーを観て、寄港地で散策に出かけたいと思っています。
 来年からは、今回のように私自身が日本人アテンダントとして乗船する機会はかなり減ると思います。いくつかの新しいチャレンジがありまして、そちらにどうしても時間を割かなければなりません。船客の皆さんとお食事をご一緒するのはすごく楽しいのでちょっと残念ではありますが、本当はその道のプロにまかせたほうがいいとも思っています。
 とにかく、週末の夜をむかえました。良い季節になりましたね。
 みなさんもよい週末をお過ごし下さい。

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LE SOLEAL
OCT. 29th 2013
HONG KONG

ル・ソレアルの洋上から

ル・ソレアルの日本寄港クルーズもようやく半分を超えました。
昨日、大阪でお客様の下船、乗船があり、新しい区間がスタートしています。
昨晩ディナーを食べていると、キャプテンから呼ばれました。
「Masaaki、今日は定刻どおり出港、明日は極力飛ばして深夜にも鹿児島の金港湾へ入れる。日本人船客への承知を頼む。」とのこと。フランス人レミ・ジェネバスがそう判断しました。
思えば、小樽から金沢への行程、間に終日航海日がありましたが、最も台風に近い日でもあり、5mはあろうかという波、それでも見た目ほどにル・ソレアルは揺れなかった。その証拠に全員元気にディナーも出てこられていました。そして次の日、金沢へは定刻どおり入港、これがプロというものですね。レミ・ジェネバス船長とは私がカンパニー・デュ・ポナンの販売を始めた2007年、ル・レバンという3500トンの船で初めてお会いしました。ニースから出港し、翌日はポルトフィーノ、あの美しい入り江に降り立つことを頭の中で描いていたのですが、波が高くテンダーが出せないとのことで抜港。その代わりにジェノバへ寄港した思い出があります。
今回、2区間で総勢約50名の日本のお客様へご乗船いただいておりますが、お食事をしながらこれまでの船旅をうかがってみると、クリスタルクルーズやシルバーシーに乗船経験の方がかなり多く、しかもクリスタルクルーズが凄く評判が良いのです。私は今のところ縁がなくまだクリスタルに乗ったことがないのですが、これほどまでに船客の心を惹きつけるクリスタルクルーズの魅力を探るべく、来年は身銭を切ってでも乗ってみようと思いました。きっと何か日本人船客を魅了する秘訣があるのだと思います。
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横浜の週末

今日は横浜も変な暑さ、なんとか今週も乗り切ることができました。
たぶん、みなさんもほっとされてることでしょう。
Weekendって、いい響きですね。
気がついたら、あと数日で小樽へ行く、そんな時期になっていました。
今年もたくさんの外国船が日本にやってきましたが、ル・ソレアルは想像をはるかに超える期待を様々な方から
お寄せいただいていると実感しています。
私がカンパニー・デュ・ポナンという船社と出合ってはや6年、まだ1万トンクラスすらない時代でした。
一昨年は好調なセールスながら、あの惨事でル・ディアマンは日本には来ませんでした。
それでもこの国はよみがえり、ポナンは船を日本へ配船してくれました。
この数週間での仕事を振り返ると、
雑誌パーフェクトボートへの原稿、
日本橋三越でのスモールシップのイベント、
クルーズコンサルタントの座学研修・試験の仕事などに加え、
船客へのチケッティング、エクスカーション、宅配準備、
ポートエージェンシーとの調整、
テレビ、雑誌、エージェント各社との取材調整、
見学会のアレンジ、
寄港する各港との調整
などなど、1隻の船が来るということはこんなにも忙しいことなのか、と実感しました。
そして1隻の船の日本寄港クルーズのために、たくさんの方々に様々なご協力をいただいてます。
本当にありがとうございます。
しかも昨年のサガルビー、今春のアマデアの比じゃないぐらいの仕事量でした。
「これってなぜなんだろう。」って考えた時、
たぶんそれは注目の度合いなのだと思いました。
6年前、ヨットスタイルという言葉を初めて使い始めました。メディアの方もきょとんとしていたような時代です。
今、少しヨットスタイルという言葉が独り歩きし始めた気がします。
ラグジュアリー、プレミアム、モノクラス、リバー、エクスペディション等々、様々な形容がすでにある中で、
ヨットスタイルというジャンルが少しずつ確立していると実感しています。
ヨットスタイルの船旅って何ですか?
その答えとして、
「それはあたかも自身が豪華プライベートヨットのオーナーであるかのような、プライベート感覚に溢れた
贅沢な船旅のことです。」とずっと言い続けてきました。
ル・ソレアルの日本寄港は、実質ヨットスタイルの日本での幕開けなのです。
みなさん、日本で見たことのないタイプの船です。
2008年頃だったか、初めてポナンの船に乗ったとき、船内は思いっきりフランス色で船客もほとんどフランス人
で、ディナーは今まで洋上で食べたことのない美食で、何といおうか”超アウェー”な感じがしました。
例えるなら甲子園球場で8割方阪神ファンの中、阪神と戦うチームのような気分です。
それは初めてのサガのときも超ブリティッシュのアウェーを感じ、
初めてのアマデアのときもドイツ船に足を踏み入れるというとんでもないアウェーを感じ、
でも今となっては、どれもとてもなつかしい思い出です。
ぜひ、ポナンに乗られたなら、このアウェー感をぜひ体験し、楽しんでいただきたいのです。
きっと忘れられない思い出になりますから。

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Photo : Le Levant

ヨーロッパ系船社への思いと考え

横浜もやや暑さがやわらぎ、過ごしやすくなってきました。
次の日曜日、東京日本橋の三越本店にて少しお話をさせていただくことになりました。
スモールシップアライアンスで28,29の2日間6コマが予定されていますが、
http://www.smallship.jp/MITSUKOSHI2013.html
私は29日の12:30〜 英・仏・独 ヨーロッパ系クルーズ会社の魅力と
14:00〜 南極・北極クルーズ成功の秘訣を担当します。
南極・北極は昨日オーシャンドリーム堅田氏と打ち合わせを行い、
極地へ向かう旅の基礎知識、準備などの実用的情報から、リアルな実写画像、
そしてツアーではなく個人旅行で行く極地クルーズ、今からでも間に合う出発日と料金などをお届けします。
準備編では船社によって支給されるパルカやレンタルする長靴なども実際にご覧いただきます。
 さて12:30からのヨーロッパ系船社の話、英・仏・独とはお察しのとおり、英サガ・仏ポナン・独フェニックス
のことです。なぜ私はこういった船社に惹かれて行ったのか。
一例を挙げるなら、昔キュナードはとてもとても英国的で、コスタはイタリアの抜群のセンスを醸し出し、
ホーランドアメリカラインはオランダの船会社であった。カーニバルグループのことですが、そのそれぞれの個性を
最近あまり感じなくなりました。グループ会社であるがゆえの船型の共有、姉妹船の乱発、様々なコスト削減。
良いとか悪いとかではなく、私はちょっと興味が薄れてしまいました、ということなのです。今あげた3社でいうなら、ホーランドアメリカは、今でも最も独自色が強く個性が受継がれていると感じますが、今のコスタの船内はカーニバルそのもの、今となってはカーニバル傘下に入る前の最後の船「ビクトリア」のインテリアセンスに惹かれる部分があります。
キュナードはQE2、QM2まで、QVはユーロダムの船型でQEはQVの姉妹船で、これも時代の流れなのかと先日実物のQEを見て感じました。正直実物のクイーンエリザベスを見て感動しなかった自分にショックを受けました。
 では、私が追いかけるヨーロッパ独立系船社はどうか?
英国サガはキュナードやP&Oよりももっとブリティッシュであり、
フランスのポナンは一歩船内に足を踏み入れた瞬間からその空間はバカンスを満喫する為のフランス船であり、
ドイツのフェニックスは誠実な販売姿勢や船内の清潔さ、実直だけどユーモアもある船内の雰囲気、
どれもお国柄という個性が今も色濃く残っており、サービスに温かみがあり、コストパフォーマンスが素晴らしい。
サガこそがイギリスの客船であり、ポナンこそがフランス船であり、フェニックスこそがドイツの客船である。
1泊2.5万円は1泊1万円より高い。それは当たり前の話ですが、内容を見ていただければサガやフェニックスの1泊2.5万円は大喝采ものです。ポナンで4万円ぐらいからですが、そこにはまた次元の違うValue for moneyが存在する。どんな品物もそうですが、それぞれの価格帯にそれぞれの支持層がいる。しかしそのことが、ことクルーズにおいては日本ではまだ上手く説明がなされていない気がします。
ちょっと自慢になるかもしれませんが、今夏サガルビーやサガサファイアで北ヨーロッパのクルーズを楽しまれた方、そのほとんどのお客様から「大絶賛」のお電話を東山指名でいただきました。何としてもその喜びを私に伝えたかったのだそうです。それはこの上ない喜び、だけど私は何もしていない、サガという会社が凄いのです。
ヨーロッパ独立系船社の実力、そのすべてに共通しているのは「誠実さ」と「サービス精神」です。
それら極限まで磨き上げられたサービスは、最新鋭船のハードにも余裕で優ります。
ハード面を見ても、サガサファイア、アマデア、ル・ソレアルなどは絶妙な出来映えの船と感じています。
そんなお話が、次の日曜日出来ればと思っております。

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フランス船社ポナンとう存在

本当は、サガルビーの余韻にもっと浸っていたいところなのですが、そうもいかず、10月15日のル・ソレアルが近づいてきました。1隻の外国船が日本にやってくるということは、けっこう大変なことでして、お客様の乗船への準備、寄港地観光の手配、取材への対応など、様々な仕事が発生します。それでもあのスタイリッシュな船体を日本の各港で実際に見たら、皆さんはどう思うだろう?と思うとちょっとワクワクします。10/15発の小樽−大阪では、私自身、小樽、金沢、境港はいずれも行ったことがなく、訪れるのをとても楽しみにしています。そして釜山を挟んで広島への寄港、船で訪れるのは昔のグリーンフェリー(古い?)以来、広島は美味しいものがたくさんありますからね。そして10/22発の大阪−香港、その寄港地鹿児島、那覇、基隆は今年3月にアマデアで訪れた場所ばかり。あの地元の観光タクシーのおいちゃんとまた再会して面白くなりそうです。
ル・ソレアルという船は、フランスそのものと言えます。機能性や実用性よりもデザイン性重視の船です。だから
「えっ、この場所にこの配色?、この素材?」といった驚きが随所にあります。それとやっぱり食事。一言で言うなら「豊かな食」とでも言いましょうか、手の込んだフレンチディナーを毎晩楽しめるメインダイニング、プールサイドでアルフレスコスタイルの食事が楽しめるグリスレストラン、昼はあの生牡蠣とロゼワイン、朝はクロワッサンとカプチーノなど、我々日本人にとってはフレンチというちょっと特別な日にいただく料理を1週間毎日堪能できる特別なウィークになることでしょう。
そして、ぜひフランス人船客との交わりを楽しんでいただきたい。フランスから飛行機で日本まで来て楽しむクルーズは彼らにとってもけして安くはありません。しかし彼らはfar eastの美しい国「日本」を見たいのです。ポナンの船客はいつも素晴らしく、その優雅なライフスタイルはどこか真似できないだろうかと思ってしまいます。
ドレスコード、これも独特。ポナンは毎日スマートカジュアルなので、ディナー時でも男性はジャケット着用程度でOK.(そもそもヨットスタイルにフォーマルは全然似合わない)
昼間はもちろんカジュアルな服装でOKなのですが、この”普段着”がフランス人は素敵。普段着が素敵ってけっこう難しいものです。
ル・ソレアルの日本寄港クルーズ、それは日仏の文化と美意識が融合するとてもとても特別な船旅であります。
今年、外国船の日本発着はたくさんありましたが、その中においても非常に個性的な船、船旅となります。
この日本発着でポナンという船会社に触れ、ちょっといいなぁと思っていただけたら、次はぜひポナンの本場、南仏のコートダジュールやイタリア・リビエラなどへぜひお出かけ下さい。さらには北極圏や南極など、大人の冒険心をくすぐる刺激的なコースもご用意がございます。

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いい旅だった。。。

おはようございます。
今日から横浜で仕事再開です。
サガルビーのノルウェーフィヨルドクルーズ、楽しい夢の時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。
ホワイトクリフをながめながらのドーバー港からの出港、ノルウェーの各寄港地では13度という涼しさ、
そしてどこからみても魅了されるサガルビーの船体の優美さ、
この思い出は、写真とともに丁寧に整理しようと思っています。
船齢40年のサガルビー、その走りは安定感があって、ほとんど揺れることもなく、これで引退させるのは
惜しいと思うほどの航海でした。
一度行ってみたかったゲイランゲルフィヨルド、その終着の入り江へのアプローチは神秘的で、逆に13度という肌寒い天気もあいまって、不思議な印象が残っています。
今回は、熱狂的な船好きの方たちとご一緒し、大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。
この船にカロニアの時代やビスタフィヨルドの時代に乗ったことがある方、主にかつてのキュナードや
ロイヤルバイキングに乗船したことのある方、その方たちとの語らいは船ファンの談義としては極上の語らいで
あったと思います。「サガルビーが引退するのなら、せめて一度は乗っておきたい。」と集まった方たちは、
そんな素晴らしい方ばかりでした。そして事前には知らせなかったのですが、ダグラスワード氏もご招待していました。ちょうど、ベルリッツの来年度版の編集を終え、休暇が取れる時期でもあったそうで、船ファンの方たちはある種神様のような存在の出現に驚き、語らい、記念撮影をし、それもまた貴重な思い出となりました。
「人生の中で、何か作品と呼べるものを作りなさい。」とものの本にありました。私の場合、昨年のサガルビー
、長崎−香港はそれに値しましたが、今回のノルウェーフィヨルドも価値ある時間を創出できたかなと思っています。
温かみのあるおもてなし、気の利いたサービス、相変わらず贅沢な食、ジャズやビッグバンドなど大人のエンターティメント、あらためてサガの素晴らしさを強く認識しました。
 これで私の中で一区切りをつけることが出来ました。サガルビーと別れる区切りです。英国の船関係者はもっとドライに区切りをつけ、その先を見据えています。例えばダグラス氏は、サガのこれからを担うサガサファイアはかなり高く評価をしており、「この船で英国マーケットではフレッドオルセンやP&Oのワンランク上のサービスを行ってるね。」と評価しています。たしかにサガサファイアは4日間ほど乗りましたが、標準的なキャビンでも22屬△蝓▲僖屮螢奪ススペースの散りばめ方も巧みで、あらためて近代稀に見るある種の”格”を感じました。
クルーズ前後にはロンドン市内を2階建てバスで観光したり、ハロッズにお土産を買いに行ったりと普通の観光旅行を満喫、なんだかベタなんですけど、「旅行って楽しいなぁ。」と、久々に実感しました。
 子供の頃は夏がいちばん好きでした。幼少期夏休みの間だけの水泳学校に放り込まれ、泳ぐことだけは得意になったこともあると思います。(今はダメですが。)
ノルウェーから帰って来て、まだ8月19日であと1ヶ月は夏が続くと思うのですが、子供の頃の「わくわくする夏休み。」のように、なんか楽しく過ごしたいなぁと思っております。
 そして良い休暇を過ごせたので、ちょっと仕事もやる気が出てきました。アムステルダムから成田への機内でも読書傍ら、面白いアイデアも出てきました。

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Saga Ruby at Geiranger Fjord, Norway
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