クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

2008年12月

売り手の気持ち、買い手の気持ち

今、クルーズ人口はたった20万人。人口比0.15%である。
もっとたくさんの人にクルーズという素晴らしいレジャーに出会っていただきたい。だからこれからも常にクルーズ未経験、初クルーズの方へ、同じ目線で丁寧に語る、説明する必要がある。つまり一人一人の対応におのずと時間がかかるのである。当社はこの方針を変えないでやってゆく。買い手=お客さんはもっと知りたい、もっと時間をかけたい、と思っているからです。しかし、私が感じるのは、売り手がそれを認識していないように感じます。海外の各クルーズ会社は、日本に窓口があって、それぞれが各クルーズ会社から数字を求められるのでしょうが、とにかく売上を伸ばすことが第一で、買い手の気持ちはその次になっていないだろうか?たった数年クルーズをかじった程度で得意になっていないだろうか?
お客さんからよーく聞くのは、旅行会社にクルーズのことを問い合わせると「そんなことも知らないの?」みたいな語りで、それ以降聞きたいことが聞きづらくなったという声です。けしからん話です。
0.15%では、まだ絶対に少なすぎます。例えば10%ぐらいになれば、友達を誘ったり、口コミだったり、メディアに当たり前に登場したりで自然増が見込める、それぐらいになれば数字を追いかけてもいいと思う。まだまだ業界全体で裾野を広げる啓蒙が必要と思っています。ではなぜたった0.15%なのに、数字を追いかけることが第一なのか?それは、目先の利益を追いかける必要性があるのでしょう。
もちろんすべてが、そうであるとはいいません。
とにかく最近買い手の気持ちと売り手の気持ちに大きな隔たりを感じています。当社はインターネットを介して全都道府県からクルーズの問い合わせをいただきます。地域によっては近所に船のことを聞けるエージェントがない場所もあるでしょう。遠いけど横浜のマーキュリーが近く感じたのかもしれません。今は0.15%ですが、日本全国からのじわじわっと静かなクルーズへのムーブメントを感じています。今最大のセールス戦略は、買い手の気持ちに耳を傾けることです。

ウェブサイトリニューアル5

当社ウェブサイトを一新。各エリアごとは、考えに考え抜いて厳選しました。人はたくさん種類がありすぎると選べないのだそうです。かといって少なすぎてはもう少し多い中から選びたい。そんなことも考えました。そして今回は、初めてのクルーズを検討される
方を強く意識しました。どうぞ当社へお任せ下さい。豊富な中からベストなクルーズをご案内します。そして、クルーズ上級者も意識しました。ややマニアックな船も載せています。世界にはまだまだ知られざる船があります。
エリア毎のサイトでは、ヨーロッパを以前の4倍に拡充しました。今、ヨーロッパのクルーズが熱いのです。エーゲ海・西地中海・東地中海・北欧バルト海。 このエリアは、各社の新造船がデビューすることが多く、快適なクルーズが楽しめます。おすすめはたくさんあるのですが、QM2、QVの夏のヨーロッパ4泊ショートクルーズが面白そう。また最近すごい人気のクロアチア。ドブロブニク以外にも本当に美しい港がたくさんあって、例えばポナンクルーズのル・レバンは、大型船では行かないところへも行きます。
ビジョンオブザシーズの北欧5泊。北欧でショートクルーズをこんなにたくさん行う船は初めてでしょう。ヨーロッパって、内陸、つまり船ではぜったい行けないとこにも見所がたくさんありますよね。だから5泊ぐらいのショートクルーズと内陸の旅(例えばスイス・オーストリア、列車の旅)なんかを組み合わせたらすごく楽しい旅のプランが出来上がりそうです。
2009年は、ぜひヨーロッパショートクルーズと内陸の旅にお出かけ下さい。

QE2乗船レポート6 OCT.165

5744a263.jpgスケジュールより40分程度遅れてベラザノブリッジを通過。既にNYの警備艇が並走状態。7日間ともに大西洋を渡ってきたQM2は、進路を右へ、ブルックリンの新しいターミナルへ向かう。
ほどなく左手に、自由の女神。暗闇の中ライトに照らされQE2を迎えてくれた。古い写真で見た光景、40年経ってその船上にいることが不思議に感じる。程なくパイロットが乗船。マンハッタンを東に見てウエストリバーを北上。最後は、タグボートの力を借りてマンハッタン、ピア88へ接岸した。
モーレタニアで最後の朝食を。まだ空は空け切れておらず、マンハッタンのビル郡も肉眼では見て取れない。食べ終えた頃、ようやく陽射しが差し込み、今日の天気は晴れかと思わせる。
予約から実に1年以上、待ちに待った大西洋横断は、ここに完結。
最後にゴールデンライオンパブでお世話になったアテンダントの吉田さんにご挨拶。9時ごろ、ニューアーク空港行きのトランスファーに乗る船客の下船案内が流れQE2を後にした。久しぶりのマンハッタンのピアは、カーニバルグループによるものか、とてもきれいに改装されていた。ちょうどバスの前、地上、船首部分からQE2を見た。パンフレットの写真とまったく同じ、本当に美しい姿。
SOLASの安全に関する条項がより厳しくなり、数年のうちに引退を迫られる船が出てくるだろう。しかしこれほどまでにたくさんの人に愛され、有終の美を飾れる船はそんなにはない。
 後日談であるが、先週QE2は、最終航海の地ドバイに到着。その模様がイギリスBBCで放送されたらしいが、キュナード社長、マックノート船長ともインタビューで笑顔を見せる余裕はなく表情が強張っていたとのこと。複雑な心境に違いない。

QE2最後の大西洋横断にお付き合いくださった皆さん、
ありがとうございました。
また、船旅をご一緒しましょう。
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