クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

2009年10月

不定期的キュナードへの回帰思考

bd7437d2.JPG当社は取扱いの90%が海外のクルーズ。
取扱い船社数もかなり多く、その分仕事は常に山積み状態。
そんな数あるクルーズ会社の中でも、また乗ってみたいなぁと、不定期に回帰してしまうのがキュナード。 過去QM2、QE2による船旅はとても印象深く、やっぱり心地よかった。

下記は、昨年の大西洋横断の模様をまとめたものです。
http://www.mercury-travel.com/cruise/qe2/20081010/index_s.html
こういう”ドラマ”のある船旅は、あまり経験がありません。
キュナードに乗るということは、予約した時からちょっとした緊張感があって、
いつもはいいかげんな荷造りも、「キュナードに乗るんだからちゃんとしなきゃ」となるのです。

先日、QM2とクイーンビクトリア両方に乗船された方に質問してみました。
「どっちがいいですか?」
答えは、QM2でした。
わかる気がします。

2010年キュナードのスケジュール、ここ10年で最も大きく変化を感じます。
まず、ラインアップにQE2はありません。まずそこに違和感。
そしてQM2の大西洋横断 NYからサウザンプトン行きが6泊から7泊になっています。この東航路は1日が23時間なので1日増やしたのでしょうか?

来年は、レジェンドオブザシーズの横浜発着やカンパニー・デュ・ポナンの新造船就航などですでに予定が入りつつある中、なんとか時間を作ってQM2を追いかけたくなる衝動が時としてやってきます。

ニース散策

a8c3fed4.JPG今年の4月、カンパニー・デュ・ポナンのル・レバンでニースから乗船したのですが、ニースで乗船前に2泊滞在しました。
ニースはヨットハーバーに隣接したとても小さな港なので、大型船は接岸できません。
似合う船は?
ウィンドスター、シードリームヨットクラブ、シーボーン、カンパニー・デュ・ポナンでしょうか。
ニースはフランスですが、食文化は少しイタリアっぽいところがありました。
シーフードが美味しいこともあってか、魚介類の釜焼きピザがちょっとした名物。これとフレンチオニオンスープを注文すればもうお腹いっぱいになります。
世界有数のリゾート地なんだけど、あるブロックはクリーニング屋さん、本屋さんなどがあって生活感も感じられます。
 クラブメッドという旅行会社を訪れてみました。
ディスプレイもとてもスマート、見習いたいものです。
「クルーズのパンフレットは?」と訪ねると、自社製作の分厚いものを1冊くれました。このパンフレットのジャンル分けが非常に興味深い。

ライナー .... キュナード
ヨット .... ポナン、シーボーン、クルーズウェスト
帆船 .... ポナン、スタークリッパーズ
貨客船 .... アラヌイ
小型船 .... ポナン、プリンセス(3万トンクラス)

マニアックだなぁ、とまず思ったのですが、
このジャンル分け、船会社の選択がフランス流なのでしょうか。
大型船は、キュナード以外はいやだ、と主張しているようにも感じました。
それは、ル・レバンの船上でお話させていただいたフランス人船客の言葉にも
通じるものがあります。

どうも、フランス人のクルーズライフはとても個性的で優雅なようです。

超個性派新造船

7bdef804.jpg当社が日本での販売を手がけているフランスのカンパニー・デュ・ポナン社が来春新造船を就航させます。
名前は、ル・ボレアル。
現在、イタリアのアンコーナにある造船所で建造が進められ、今月1日に写真のとおり進水式が行われました。
最近の新造船は、同じ形の船を何隻も造る傾向にあります。
また違う会社の船でも基本船型は同じだったりします。
つまり、どの船も形が良く似ているのです。
ル・ボレアル、斬新です。
どこにもない形、何にも似ていない形。フランスの船社がフランス人デザイナーに線を引かせてイタリアの造船所で建造するヨーロッパ連合の作品。
1万トン、船客264名。カテゴライズするなら、「ブティック」とか「ヨット」といったジャンルに入ります。
カンパニー・デュ・ポナンの本社はフランスのマルセイユ。そしてパリにもオフィスがあります。
仕事の関係でほぼ毎日、Eメールにて彼らフランス人とのやりとりがありますが、フランス人独特の価値観、美意識を持っています。そしてなぜか彼らの仕事のスタイルは優雅。たいていの幹部クラスは、8月の後半はバカンスでオフィスにはいません。
新造船、ル・ボレアル。販売を手がける立場としては、昨今の大型船とは全く違う新鮮さを全面に打ち出そうと考えています。
この船のサブタイトルは、ガストロノミックシップ=食通の船。
本格的フランス料理のフルコースディナーが毎晩振舞われます。
フランス各地から選りすぐりのワインが昼夜注がれます。
処女航海は、5月6日マルセイユからニースへの8日間。寄港地はモナコ、ボニファシオ(コルシカ)、ナポリ、イスキア(イタリア)、カプリ(青の洞窟)、ポルトフェライオ、ポルトフィーノを巡ります。
早くこの船に乗ってみたい、と思ったのですが、私自身は10月25日発のベニスからニース8日間を選びました。
ベニスから出港。ダルマチアンコーストと呼ばれるクロアチアの沿岸、そしてアドリア海からイタリアの南端を回ってシチリアのタオルミナ、ナポリを経由してボニファシオ(コルシカ島・フランス)、下船地は今年4月に訪れたニース。
最近人気のクロアチア、美食のイタリア南部、ニースを全て回れる欲張りなコースを選びました。
乗船地ベニスでは、迷路の街をとことん散策してみようか、
下船地ニースでは、日本人シェフのフランス料理店に行き、帰りはTGVに乗ってパリまで行ってみようか、とすごく頭の中で構想が膨らんでいます。
カンパニー・デュ・ポナンという船会社が考える休日の過ごし方、クルーズに対するこだわり、実は日本人にとても合うような気がしています。

ハネムーナーのクルーズ

5dc495bd.JPG新婚旅行にクルーズを選んでいただくお客様がいらっしゃいます。
当然、現役世代なので長期休暇はこういう時でなければなかなか取れません。
今年のハネムーンクルーズの人気は、ディズニークルーズでした。
成田からオーランドへの長いフライト、そこにはディズニーリゾートホテルとテーマパーク、ディズニーワンダーのバハマクルーズ。
現役世代だからこそ、ここにたどり着けた価値はより大きいものといえるでしょう。
問題は、次のクルーズ。
日本人はとにかく忙しすぎます。お休みが少なすぎます。我々がいくらがんばってリーズナブルなクルーズを紹介しても、休暇事情はどうにもできません。
事実、ハネムーンクルーズの手配を進めている時「今度いつ行けるかわからないので。」と言われることが多々あります。
いつでも気軽に行ける、毎年1回は行けるレジャーとして浸透するにはまだ少し時間がかかりそうだと感じています。
20〜30代の方が、例えばハネムーンクルーズから2〜3年以内に次のクルーズが実現したら、すごくうれしいんじゃないだろうか?
また、ディズニーワンダー行ってみようか。
ハワイ4島周遊クルーズってのがあるぞ。
プレミアムクラスという船があるらしい。
ぜひ、実現していただきたいものです。
私もそうですが、先の日程にクルーズの予定が入っていると、なんか毎日楽しいものです。その日が近づいてくると、家族の会話も楽しくなります。準備のこととか寄港地観光のこととか話したりします。
特別な日、楽しい日は、たくさんあった方が、楽しくなります。

リーデルのワイングラス

0cd849a7.JPGフォーレンダムのスペシャリティレストラン「ピナクルグリル」
美しくテーブルセッティングされている2人用テーブル。
メインダイニングのテーブルでテーブル仲間とわいわいやるのも楽しいが、
クルーズ中、一晩は抜け出してここで夫婦でゆっくりと食事をするのもいいでしょう。
横浜・関内のフレンチ「ストラスジュール」、東京・ニューオータニのフレンチ「トゥールダルジャン」、このワイングラスの形、美しいなぁと思っていたら、それはリーデルというブランドでした。
そして、この写真のワイングラスもリーデル。テーブルのサイズにとてもマッチしていました。
このピナクルグリル、昼は10ドル、夜は25ドル出せば、こんな”いい店”で
食事ができます。
毎日でも通いたくなります。

2009.10.10 神戸 フォーレンダム

7446cfd2.JPG久しぶりの神戸、快晴の中フォーレンダムはポートターミナルに停泊していました。「船の左舷をポートサイドと呼ぶのは港に接岸するのが左だから」と昔聴いたことがあります。ポートターミナルでは、昔からほとんどは左舷接岸だったのですが、最近ホーランドアメリカラインは右舷接岸します。これがどうもしっくりこないのです。
10:15AM、関西方面のお客様といっしょにフォーレンダムへ乗船。船内に一歩足を踏み入れるだけで、ぐっとその世界に引き込まれてゆきます。あわただしく清掃中のクルー、セキュリティチェックのガードマン、荷物の出し入れをするクルー。皆さんかなり忙しそうです。
写真は一番上のデッキからオープンデッキのプール越しにポートタワーの方を撮っているのですが、山がとても海に近いこの景色、昔は見慣れていたのに久しぶりに来てみるととても新鮮。「神戸からホーランドアメリカで出港する」、それは外国船の船旅が非現実でとても遠い存在の頃を思い出します。
6万トンという大きさは、絶妙な感じがします。大きすぎず、それでいてパブリックスペースは充分備わっています。メガシップでバーが20箇所ぐらいあっても落ち着いて酒を飲みたいと思うバーがほとんどなかった、という経験がありますが、この船なら、すべてのバーでシチュエーションが浮かんできます。
最上階のクロウズネスト・・・寒いアラスカ、ホットチョコレートとブランケット
オーシャンバー・・・フォーマルの日、食前酒とジャズ
スポーツバー・・・・メジャーリーグを見ながらビールで一杯
カフェ・・・・併設のライブラリのでっぷりとした椅子に座って読書
自分にあった船に乗ると、船上のどこで何をしようか、が勝手に浮かんできます。
それが自分にとってのいい船なんだと思います。
大型化が進行する今、6万トンはけして大きいほうではありません。スタンダードでもバスタブが付く快適なキャビンとアットホームなおもてなし。クルーズ代金はカジュアル船と変わらないぐらい。とてもバリューを感じていただける船会社だと思います。
ホーランドアメリカラインは10万トン以上は建造しないと宣言しています。
そんな船会社がひとつぐらいあってもいいと思います。

台風の余波

5948b355.JPGこの時期、アラスカクルーズを終えて、太平洋を横断し日本やアジアへ何隻かの船が毎年やってくる。こういったロングクルーズの船客はリタイアした世代が多く、のんびりゆったりとした船旅を楽しまれている。
しかし、残念なことに台風18号の影響が出始めている。
明後日、横浜へホーランドアメリカラインのフォーレンダムが入港を予定していたが
抜港が決定した。お客様への見学・内覧会の準備を進めていただけに落胆。船側は、昨日の函館入港の時点で、横浜の抜港を決断。台風を避けるべく太平洋からではなく、日本海から迂回して次の港神戸に向かうとの情報。
アメリカからの船客は、少なからず、横浜・東京を楽しみにしていた方もいらっしゃったことだろう。いくら日本が小さい国といっても神戸から東京日帰り旅行は無理。
しかし船側からすれば、バンクーバー−神戸16泊で乗船している船客を、アメリカへの帰りの飛行機などに確実に間に合うように、神戸で下船させなければならない。
当然の措置とも言える。
10日土曜日には、神戸で晴天の中フォーレンダムに会えることを楽しみにしたい。

PHOTO
2007.10 アムステルダム 神戸港にて

カーニバルセンセーション 不思議なバルコニー

2bd501e8.JPG先日、オーランドにてディズニークルーズ視察の際、隣に停泊していたのがカーニバルセンセーション。1990年代、日本にはまだ3万トンの船すらない時代、7万トンを8隻連続建造というそのスケールの大きさに驚いたシリーズの船。今順次改装が進められています。
そして、このセンセーション、船体後部の低い位置のキャビンをバルコニー付に改装してしまった。。。。
「なんじゃ、こりゃ?」が率直な印象。
バルコニーキャビン全盛の昨今、時代の流れにあわせた改造ですね。
ぜひ、お試しあれ。
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