クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

2010年01月

タイタニックの夢

4e20af40.jpg2012年、タイタニックのあの悲劇から100年になります。
そして、英国のフレッドオールセン社のクルーズ船によって、タイタニックと同じスケジュールで同じコースを辿るメモリアルクルーズが行われ、その販売を手がけることとなりました。
http://www.mercury-travel.com/titanic/
手がけるにあたり、このクルーズをどういうふうに打ち出そうか、と色々と悩みました。一言で言うなら、悲劇と夢の部分をどのぐらいの割合で表現するか?
もちろん、現代のクルーズ船にはあのような悲劇は起こるはずもなく、しかし史実は史実であり。
そこで、ウェブサイトにも掲載しているが、専門家の方にコメントをいただくことにしました。山田氏のコメントから、タイタニックの悲劇がSOLASという厳格な安全条約の発端となり現代のクルーズ船の安全につながっていて、その厳しさは航空機の比ではないことを知りました。西村氏のコメントから、キュナードを強く意識した背景などに「なるほど、そうだったのか」と深くうなずき、海事プレス社の植村氏のコメントには、「実際のクルーズ船を使って”あの日”を再現するなんぞ、ある意味掟破りである」とのショッキングなコメントもいただきました。しかしまさにその通りだと思いました。
このクルーズに参加するとしたら、
サウザンプトンから出港し、タイタニックが消息を絶ったあの場所で記念のセレモニーを行い、そしてタイタニックが辿りつくはずだったニューヨークのマンハッタンが見えてきたとき、はたして自分はどんな思いを抱くのか、と考えた時、「これはすごい出来事になるかもしれない」との思いに駆られました。

PHOTO
タイタニックメモリアルクルーズの主役、「バルモラル」

世界一周の夢

bc20c1a0.JPG一昨年の春、当社のお客様がにっぽん丸で世界一周の船旅に乗船されました。
世界一周ともなると、手配から出発まで約1年がかりで準備を進めてゆきます。
お客様も様々な準備が必要、約3ヶ月間の留守宅のこと、膨大な持ち物のことなど。
そして、横浜から出港したと思いきや、すぐにご主人がバスルームで転倒され、人手を借りる生活を余儀なくされるアクシデント。絶望的になり、これは早くも明日の神戸で下船させられるのでは?との不安な奥様。しかし、困難を乗り越え、アジア〜インド洋〜スエズと航行してゆくにつれ、お友達も増え、船上ライフを自ら組み立ててゆくたくましさとバイタリティ。そんなちょっと変わった世界一周の旅が、1冊の本になりました。

タイトル: リビングを船に乗せて 〜車椅子で世界一周クルーズへ〜
著者: 高城 禎子
アマゾンにて発売中
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83%8A%83r%83%93%83O%82%F0%91D%82%C9%8F%E6%82%B9%82%C4&x=19&y=25

今、私はこの本を読み進め、本の中での世界一周に出発しています。
101日間という想像を絶する長期クルーズ、もし本当に自分が将来行けたとしたら、日々を楽しむのはもちろんのこと、今の自分という人間と向き合って、今までを振り返って、そしてもういい歳だろうから、これからどうするか?なんて、考えるのかなぁとか、思いました。

今日は4日目、神戸も遠く離れてひたすら何か、フィリピンのルソン島へ向かっています。本の中の出来事なのに「このリアリティは何だろう」と思うほど、自身が旅しているような幸福感をこの本からいただいてます。
この幸福感が、あと数ヶ月続くと思うと、うれしくなってきました。

皆さんも、この本でヴァーチャル世界一周へお出かけ下さい。

PHOTO
にっぽん丸2008年世界一周、出港の日。(横浜大桟橋にて)

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

67b0b474.JPGPHOTO
今日も日差しが降り注ぐプールサイド。
ここで何日もダラダラと過ごした。
本当に幸せ(だった。)

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

de534777.JPGPHOTO
サファーガの港風景。
ナンマライン?
どこへ行く船だろうか?

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

bea70a41.JPG6日目の朝、エジプト・サファーガに入港、ここで下船となります。
写真のような、なんだか荒れ果てた港、ちょっと心配です。
大型船だと、下船前夜はとてもあわただしく、荷物をまとめて廊下に出さなければならないのですが、この船はその必要はなく、下船日にレセプションへ電話すれば荷物を取りに来てくれます。
そして、ここからはエジプト・ランドの旅が始まります。陸路でルクソールへ行き、王家の谷、ルクソール神殿他の観光、空路カイロへ移動し、ピラミッドなどの観光と続きます。
シルバーウインドでの5泊6日のクルーズは、あっけなく、あっという間に終わってしまいました。大変心地いい船に6日間もいたので、今日この荒れた港へ降り立ち、現実の世界へ戻ることに億劫な気分にもなります。
乗船していた使ったお金はオプショナルツアー代と少々のお土産のみ。乗ってから全然お金がかからない船でした。お酒はフリー、チップは不要。船側にしてみればクルーズを売るときが商売時で、船が動き出したらあまり商売ができない船といえるでしょう。大型船ならあれやこれやと船上で商売ができますからね。
今思えば、5泊は短すぎました。いい船に乗るときはちゃんと最低でも7泊は乗らないともったいないと思いました。その未練が大きかったため、船上で次の予約を入れました。早期割引+船上予約割引、けっこうお得な料金をコンシェルジュの女性がたたき出してくれました。
終わってみれば、全てが異次元のクオリティ。だけど、いたってオーソドックスでクラシック。クルーズ料金がカジュアル船の3倍としたら、クオリティは5倍素晴らしいかも知れません。つまりバリューは十二分に感じると思いました。
そして、クルーの船客に対峙する姿勢、一流のプライドがあります。それはとても大事なことです。しかしとてもフレンドリーで「おもてなしの心」を持っています。
”それなりのクルーズ代金をお客様から頂戴している”、ということをよく理解していると感じました。

後日談。
下船日、忘れ物がないようにウォークインクローゼットの中を入念に見渡して下船したつもりが、ネクタイを全て置き忘れ、今そのネクタイは船とともに南アフリカに行ってしまった。FEDEXで送っていただくのはいいが、新品のネクタイが買えるほどの輸送費、マイリマシタ。

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

2d852448.JPGPHOTO
食後の紅茶。たくさんの種類から選ぶと、丁寧に作ってくれました。

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

c0d27924.JPGPHOTO
食後の紅茶。たくさんの種類から選ぶと、丁寧に作ってくれました。

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

6d3e4db2.JPGPHOTO
ラムチョップ香草焼

ウェイターが、やけどしそうに熱々の皿を素手で持ってきます。
テーブルに置くや否や、日本語で言うところの「あっつっ!」って感じ。
これじゃ拷問ですよ。 厳しい仕事だ。

それにしても、なんだ、この旨さは!
しかもめずらしくボリュームがある。

最高峰のクルーズ船のスペシャリティレストラン。
全てに圧倒されっぱなしです。

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

f9b5a899.JPGPHOTO
フォアグラのソテー。

こんなものを毎日食べてたら確実に糖尿病になると思います。
あぁ、粗食の国、日本に生まれてよかった。
それにしても旨いなぁ。 毎日食べられるような生活がしたいものだ。

シルバーウインド エジプト周遊&スエズ運河クルーズ

9651ac2f.JPGPHOTO
極めて上品なポーションの前菜。向かって右の三角の皿はカエルの足。少しギョッとするもなかなかの美味。
Profile
カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ