クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

2010年05月

ソングオブフラワー そして ル・ディアマン5

cd5693e8.jpgもう20年以上は経っているでしょうか。かつて川崎汽船がクルーズビジネスに乗り出したことがありました。その船がソングオブフラワー。にっぽん丸や飛鳥とも違った、何ともいえない暖かみのあるサービスが好評で日本でもたくさんの方が乗船されました。その後、ラディソンセブンシーズ(現リージェント)へ移り、今はカンパニー・デュ・ポナンのル・ディアマンとして活躍しています。もう長らくアジアからは遠ざかっていたのですが、今年の冬この船がアジアにやってくるのです。
先日の出張で、このル・ディアマンと新造船ル・ボレアルに乗船しました。正直申し上げて、食事はル・ディアマンの勝ちです。忘れられないのがジョンドーリー(まとう鯛)のソテー。魚料理のミディアムレアーというか、最低ここまでは火を通さないといけないけど、これ以上通すとパサついてしまう。結果絶妙な火加減で素材の新鮮さとジューシーさを楽しめる素晴らしい一皿。さりげないバルサミコのソースも季節柄とてもマッチしていました。ポナン各船の料理は自信を持っておすすめできますが、その中でもル・ディアマンは抜群です。シェフが素晴らしいのだと思います。
船齢は経っているものの、大掛かりな改装を経ておりキャビンは明るくとても快適、そしてその船の大きさゆえか、なんだかとてもパーソナル。フロントデスクの前を通ると自然に顔を憶えてくれていて、「今日は観光行かないの?」とか「明日はキャプテン主催のパーティだから、いいシャンパン振舞うわよ。」とか、ずっと前からの知り合いに話しかけるような感じ。 結局、人は人とのふれあいを求めている部分があるのでしょう。話しかけられる私自身、じわじわとこの船=このコミュニティが好きになっていったのです。
まだまだ日本ではクルーズはこれからですが、大型船でクルーズデビューした方たちにも、こういったアットホームなスモールシップの世界を経験していただきたいなぁと思っています。
ポナンのウェブサイトをリニューアルしました。ル・ディアマンのアジアクルーズもぜひチェックしてみてください。

http://www.ponant.jp/all/lediamant2.html

PHOTO
ル・ディアマン ニースへの入港

カナマル氏からの手紙

ブログをリンクさせていただいてる旅行作家のカナマルトモヨシ氏が東京から沖縄までクルーズフェリー21に乗られるとのこと。この船、元有村産業という会社で運航されていて、デビュー当時船尾のデッキにジャグジーがあったりとフェリーなのにとてもクルーズ的要素があって、「ここの社長はクルーズ好きなんだろうなぁ」と密かにあこがれていた船なのですが、このほどマルエーフェリー(大島運輸というほうが私には未だにしっくりくる)で運航されることになったのです。6/1 17:00東京出港、6/3 16:00那覇。実に47時間。凡人ならこの有り余る時間をもてあまし左から右へうっちゃることしかできないでしょうが、カナマル氏はさぞかし満喫されることでしょう。キャビンなんかも上級船室はすごく広く美しいんですね。アトリウムにはオブジェもあって(昔の記憶です)
要は、私もこのフェリー、とても乗りたいんですね。殺風景な東京の有明から出港し一路南へ。だんだんと気温が上がって海がきれいになってゆく。想像するだけでも幸せな気分になってきます。 カナマル氏のレポートに期待!!

マルエーフェリー
http://www.aline-ferry.com/

クルーズもEチケットの時代

99c74684.JPG先週、ニースから戻るも、時差ぼけとは別の何かの理由で、ずっと夜眠れず、昼眠くなる状態が続いております。ル・ディアマン、ル・ボレアルの2隻に乗り、ル・ポナンとシードリーム?(詳細は後述)を訪船するという過去にない出張でしたが、あまりにも毎日がすごい出来事で、それでも雑誌の記事やパンフレット作成用の写真をきっちりと撮らないといけないというプレッシャー、毎晩ディナーテーブルでの英会話もあって、かなりの疲労、寝てもあまりいい夢を見ないのは疲れている脳の整理をしてくれているのかな、と。
さて本題。最近はクルーズもEチケット化が急速に進んでいます。今年に入ってプリンセス、ホーランドアメリカ、キュナードまでもがEチケットになりました。要は”紙っぺら”。出発前のワクワク感もそがれるというもの。これから初めてクルーズに行く人は「こんなものか。」で済むでしょう。でもクルーズ経験者は、「味気ない時代になったなぁ。」とお嘆きのことでしょう。出張から帰り、旅装を解く間もなく週末から10名のお客様とのアラスカクルーズが待っています。これは去年から予約していた船旅でありとても楽しみにしていたのです。しかし先述のとおり、ホーランドアメリカもEチケットであり、代理店からはメール添付のPDFであっさりと送られてきました。これはかなりカナシイ。。。。 私は人間が古いのでしょうか。

ル・ボレアル モナコ

1cbee584.jpgあまり飛躍した話ではリアリティがありませんので、皆様にも身近な不動産の情報をお届けします。モナコのコンドミニアム、4LDKテラス付で385万ユーロ(約4億6千万)、こちらが最もお安い物件となっております。

ル・ボレアル モナコ

4c429502.jpgモナコの街を歩いていて、その異常さに気づくことがあります。
普通の不動産屋か何かかと思いきや、プライベートジェット機の販売店。写真は15人乗りで1250万ドル(約11億9千万円)で、これが一番お安い物件。最大のものは「それは旅客機だろ!」とつっこみたくなるような大きさ。
やっぱりモナコ、ちょっとこの街はおかしいです。

ル・ボレアル モナコ

c903d29f.jpgカンヌ映画祭の熱気も冷めやらぬ翌朝、ル・ボレアルはモナコにアンカーを下ろしました。この土日は、F1モナコグランプリウィーク。今やモナコ最大のイベントと言えるでしょう。この日のために世界中から豪華クルーザーで乗り付けてくる世界の富豪、1週間単位でしか泊まれないモンテカルロの高級ホテル、私にとっての驚きの光景はもう50年以上前から繰り返されていることなのです。今年のモナコグランプリに訪れたクルーズ船は、ウィンドサーフ(帆船)、MSCシンフォニア、ル・ボレアル、そしてスタークリッパー(帆船)、すべて沖止まりでテンダーボートで上陸、モンテカルロの隣のパブリックヨットハーバーを共有します。そして、シーボーンレジェンドだけがモンテカルロのハーバーに接岸、これは某社によるチャーターによるもの。いずれもモナコに漂っている姿がとても似合う船ばかりでした。
日曜日の午後2時、モナコGPの決勝がスタート。私はニースのホテルで偶然テラスのチケットを得て、モナコ在住者の邸宅(アパート14階)から観戦。そしてエンジンの音のあまりの大きさにビックリ。車のスタイルだけでなくエンジン音まで美しいフェラーリ、やたらと音がでかいルノー。ちょっと壊れそう、という音の下位チーム。テレビではわからないものです。今年はF1歴代チャンピオン獲得回数1位のミハエルシューマッハーがメルセデスチームから復帰、ほぼ同じ世代ということもあって、ちょっと応援したくなりますが、彼が絶頂期の驚異的な速さはありません。無難に7位完走。今、レッドブルというチームが強く、この日も1位2位独占。
F1は世界の経済をよく反映しています。今やオーナーにインド人がいたり、グランプリ自体が中国やマレーシアで開催され、ポルトガルやメキシコでは開催されなくなったり、フェラーリの車体の広告主がエティハド航空だったり。世界のマネーが明らかにロシア、アジア、中東に動いています。
ちなみにこの邸宅の主はスペインの女性、モナコ以外にもスペインとイタリアに所有しているとのこと。モナコに居をかまえるには億単位の基礎財産とかなりの所得が条件ということは聞いていたので、見かけによらず(失礼)ミリオネアなのでしょう。

YouTube映像 (注意! 音量を小さくしてご覧ください)
http://www.youtube.com/user/MercuryTravel#p/a/u/0/Ikpg6qz5n7s

ル・ボレアル 白いダイニング5

daf64ae6.jpg白を多用したダイニング。「汚れてしまうのでは?」とこちらが気にしてしまうほど、ソファや椅子など真っ白なのです。フランスのホテルなどのデザインを手がけるデザイナーを採用しました。
ここは基本、ディナーの時のみ使用します。ワンシーティングで、入り口のところでダイニグマネージャーにテーブルのサイズ、位置など希望を伝えれば、お気に入りのテーブルを見つけてくれます。ワンシーティングだから、自分達だけのテーブルだから、誰かを気にすることなく何かにせかされることなくこの船自慢のフレンチディナーをゆったりとご賞味いただけます。お食事と共のワインはクルーズ代金に含まれていて、気兼ねなく注文できます。春のフランス、冷えたロゼを頼まれる方が多かったです。食事の内容については後述するとして、東京で食べたらかなり高くつきそうな本格フレンチのフルコースを毎晩楽しめるだけでとても贅沢な気分になれます。これは他のどんな高級クルーズ会社にも真似できないと思うほどの素晴らしさ、日本人にとってちょっと特別な”フランス料理”を毎日楽しむという優越は、またとない経験でもあります。

ル・ボレアル カンヌ映画祭5

d81b8c08.jpgニースを出港したル・ボレアルは翌日、カンヌへアンカーを下ろしました。コートダジュールでも有数のリゾート地は、ちょうど映画祭の真っ只中で、街中が1年で最も盛り上がるイベントでもあり、各国からの映画関係者が多数来場していました。海沿いに白いテントがいくつか設営されているのは、映画の上映後に配給元の関係者と各国のバイヤーが交渉を行う場所とのこと。例えばビートたけしの映画もフランス・ロシアなどでも放映されているわけです。
私自身、このカンヌ映画祭の街を歩いてみて感じるのは、1年で最も盛り上がるイベントに街中がウキウキしていて、その中にいることがちょっと楽しい気分になりました。ただし、この映画祭やモナコグランプリのために街のホテルに滞在しようとするととても大変、予約は取りにくくなをかつとてつもなく高い料金設定になっているのです。そう考えるとクルーズで寄港地として訪れるのはとても合理的な手段といえるでしょう。

ル・ボレアル ニースからカンヌ・モナコへ5

d855a7a9.jpg5月13日、ニースからポナン待望の新造船「ル・ボレアル」に乗船、カンヌ映画祭とF1モナコグランプリを巡るプレミアムクルーズに乗船の機会を得ました。ニース港に程近いリーズナブルなホテルに投宿、朝の散歩がてら、ル・ボレアルを乗船前に見に行ったのですが、あまりにもセンセーショナルな登場にこれまでにないほどの感動をおぼえました。 なんとすばらしいデザイン、外観の美しさにこだわるフランス船社の思いをひしひしと感じました。
夏場はヨーロッパに配船、フランスコートダジュール、イタリアリビエラなどの得意なエリアや、ベニスからクロアチアへ、イスタンブールから黒海へ、など魅力的なコースが設定されています。そして冬場は、南極へ。おそらく南極大陸に上陸できる船としては最新かつ最も乗り心地のいい船となることでしょう。
最高の素材を得た私としては、早く日本に帰って、料理に取り掛かりたいところであります。
7月には、同社のル・レバンによる南米アマゾンクルーズがBS朝日で放映決定、
また雑誌「クルーズ」では、ル・ボレアルの模様を近々お伝えする予定です。
ぜひ、ご覧になってください。

バレンシアの市場5

c34d835f.jpgスペイン、アンダルシア地方南部の海の玄関口バレンシア。最近クルーズ船の寄港地として人気が高まっています。ここの名物はパエリア。美味しいものがたくさんある街。街を散策していると市場に出くわしました。たくさんつるされた生ハム。これらはバールに行き、タパスとして食べられます。
気温は26度と高いのですが、なぜか快適に過ごせます。最近思うことがあるのですが、ローマのような大都市はそれは見所がたくさんあるのですが、バレンシアのようなこじんまりした街は歩いて散策が出来るので、なぜかほっとするところがあります。大都市の喧騒から来る”疲れ”を感じなくて済むのです。船会社のオプショナルツアーで名所を効率よく回るのもいいですが、あてもなく散策して好きなようにすごすと、かえって印象に残っていたりすることが多いのです。何気なく休憩で立ち寄ったカフェ、そんなコアな場所にまたいつか訪れることが出来たら、すごくうれしくなるような気がします。
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