クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

2010年06月

ノルウェージャン・エピック 3

b8854282.jpgこの写真は、先ほどのシングルルーム(ストゥーディオ)の船客のための共有リビングルーム。シングルの旅行者達がここに集ってお喋りしたり飲物を飲んだり。。。。なんか楽しそう。

ノルウェージャン・エピック 25

8a1f595d.jpgエピックにはユニークなキャビンがいくつかあります。その一つが写真のストゥーディオと呼ばれるシングルルーム。カジュアル船にシングルで乗る場合、だいだい200%料金を取られるのですが、シングルルームなのでツイン利用に比べわずかな差額で乗ることが出来ます。旅行会社の添乗員にも使えるでしょう。シングルと入ってもベッドはダブルサイズで2名でも利用OK.こういうキャビンなら、20代ぐらいの若い人たちにも、クルーズをアピールしたいものです。

ノルウェージャン・エピック 15

d26b7551.jpgサウザンプトンで24日にエピックを下船、同日のヒースロー発キャセイで帰国の予定がオーバーブッキングで搭乗できず、1日ロンドンで足止め。それもまた初の経験。土曜日に帰国、昨日より横浜にて業務復帰しております。しばらくエピックについて語ってゆこうと思っています。その一発目がいきなり寿司ネタで恐縮なのですが、この写真のお寿司、フィリピン人が外国船で握る寿司に見えますか? 実に美しいと思いませんか? ちょっと細身で江戸前の本格寿司ですよ、これは! 私はオールドNCLファンであることを公言しておりますが、今のNCLはこんなにも進化しているとは知りませんでした。勉強不足でした。ノルウェージャンクルーズライン(NCL)は日本ではハワイのクルーズで有名になりましたが、実はマイアミに本社を置く40年以上続く老舗の会社、カリブ海クルーズを初めて行った会社。そしてこの度、同社初のメガシップ、「ノルウェージャン・エピック」15万トンが就航したのです。船客定員4100人、もう想像を絶するスケールです。構想に4年を費やしたNCL渾身の意欲作と言えるでしょう。このエピック、何がすごいか?ってやっぱり17箇所のレストラン。メイン・ビュッフェ・フレンチ・イタリアン・中華・寿司(私は洋上の寿司岩と呼びたい)・鉄板焼、、、、。こんな船は他社にはありません。NCLはわが道を行く会社なのです。そしてフォーマルがないのです。厳密に言えば、フォーマルを楽しめるシーンは当然用意されているのですが、カジュアルで通すことも出来る船なのです。つまりクルーズにスーツを持ってゆかなくてもいいのです。型にとらわれず楽しむことに専念すればいいのです。さて、ここまで説明して皆さんの頭で想像できたでしょうか? 17箇所のレストラン、毎日カジュアルでOK。 そしてエピックでは華麗なサーカスのショーを見ながら食事をするシュピーゲル・テント、ライブ演奏が行われるメインダイニング、防寒具を着て楽しむアイスバーなど、その発想はどこから生まれるのか?と感心してしまうほど斬新なアイデアが満載。
エピックは今、大西洋を横断中、7/2ニューヨーク着、7/4独立記念日には米3大ネットワークのNBCで1時間におよぶエピック生中継が全米に放映されるなど、地元アメリカでのド派手なデビューイベントを経て、7/10からマイアミ発の東西カリブ海クルーズに就航します。
さぁ、今シーズンのカリブ海、オアシス、アリュール、エピック、カーニバルドリームなど、米系船社ビッグ3のかつてないエキサイティングなシーズンがスタート。クルーズファンなら、このウェーブにお乗り遅れなきように!!

NCL EPIC デビュー5

4c79b1b4.jpg22日エピックに乗船、久々のメガシップに圧倒されました。NCLが4年を費やして送り出すメガシップ「ノルウェージャンエピック」がついに就航。他者の真似をしない、我が道を行くNCLらしく、独創性に溢れた仕上がりになっていました。そして気づいたのが、色目が全体的にシックであること。ここ最近建造されたNCLの船は「色がうるさい」という印象があったので、ちょっと意外、高級感さえ感じる箇所もあります。これは今回建造された造船所が今までと違ってSTXヨーロッパ(旧フランス・アトランティック)であることも影響しているのかなと思っています。アトランティック造船所といえば、QM2、セレニティなど、ミレニアムなどセンスのいい船を送り出してきたことで有名ですね。
写真のキャビン、ご覧ください。壁が波打っております。ベッドもソファも波打っております。洗面のシンクがなんと部屋にあるのです。そしてトイレとシャワーが独立しています。これが最先端のクルーズ船のキャビン、そしてNCLの独創性。
詳細は後述するとして、今回強く感じたことがありました。この船で数日過ごしてみて、とにかく食事がかなり美味しい。日本食は外国船NO.1間違いなし。寿司の形なんか、築地寿司岩なみの美しさ。フレンチではエスカルゴ、フォアグラパテ、ラムチョップなど本格的な数々。そこで今まで固定観念で思っていた「カジュアルよりプレミアム、プレミアムよりラグジュアリーが上」という考え方は間違っているのでは?ということです。 グレードをあらわすのではなく、種類をあらわすのだとこれからは改めようと思います。カジュアルという種類の船なのです。けしてクオリティが一様に低いということはありません。そう考えると、なんだかとても楽しくなってきたのです。なぜかというと、「カジュアル船に今年は乗ろうか!」という気が起きてきたのです。特にNCLなら、10箇所以上のレストランで毎日好きな時間に食べられる。これならもう下船後に街の日本食レストランへ駆け込む必要もありません。今年、カジュアル船を新たな切り口でうまく魅力を伝えられるような情報発信をしてゆきたいと思いました。
ある方から聞いたのですが、検索エンジンで「クルーズ」という言葉より「豪華客船」と検索したほうがヒット率が高いそうです。いまだにこのフレーズを旅行会社は使っているのです。もう古いと思いません? 欧米のクルーズマーケットを席巻している大手船社はみなメガシップを所有するカジュアルなクルーズ会社です。豪華客船というよりは、アクティブ・カジュアル・お楽しみ満載の極めて自由なクルーズスタイルであります。そして値段も安い!
世界のクルーズ、特に米系大手はとどまることなく進化し続けています。そして確実にお客様の心をつかんでいます。 それをエピックで強く感じました。

THE DAY TO "EPIC"5

81681ba4.jpgいよいよ、エピック乗船の日がやってきました。さぁ、準備万端でサウザンプトンへ向かおうと思いきや、関係者から出港の大幅遅延の連絡が。。。NEW SHIP、若干のトラブルが発生している模様。まぁ、新造船はいろいろございます。動きながらもまだ工事中、という船もありました。旅の予定外、みなさんはどう対処しますか?私なら、それさえも楽しんでしまいたいですね。 今、ヒースロー空港近くのホテルに泊まっていますが、夕方までぽっかりと時間が空いてしまった。 ならば、、、また夢のロンドンへ遊びにいくか(列車でたった20分)。ホテルのロビーで「パリ日帰り観光」という衝撃的なパンフレットを発見!! これ、すごいじゃないか! ロンドンとパリはそんなに近いのか!
昨日は、旅行会社巡りをしてきました。おすすめは?と尋ねると、コスタやNCLなどを薦めるのです。それじゃ、駄目じゃないですか! フレッドオルセン、スワンヘレニック、キュナードといった英国系船社のパンフレットはどうも角に追いやられているようで。ここでもアメリカやイタリアの大手船社が人気のようです。
新聞に目を通すと、英国らしいキュナードの広告、これが強烈。
「QM2大西洋横断、NYのホテル3泊、帰りのロンドンへのAIR込みでXXXポンド!!」
今日は文章がバラバラでスミマセン。
写真はバッキンガム宮殿の衛兵交代の時間。宮殿に国旗がはためいていました。これは女王がいらっしゃるというサインだそうです。

1 DAY TO NCL EPIC1

1a60a4c9.JPG明日、サウザンプトンからNCLの新造船「ノルウェージャン・エピック」に乗船、そのためロンドン市内に滞在しています。気温は15度前後と肌寒く、夜9時を過ぎても明るく、横浜の暑さがうそのようです。
知らない街への滞在、時としてつらいものがあります。実質ロンドンは初めてなのですが、どうも水があわないようで体調が悪く、それでも約束の時間には人と会って打ち合わせは始まり、なれない英語で頭をフル回転し、話をまとめなければなりません。その後はぐったり→就寝というパターン。
体調が悪いときは普段食べなれた物を食べると回復します。ということで日本食レストランへ。わかめ酢、湯豆腐、ざるそば。朝ごはん用におにぎりをみやげ用に作ってもらいました。
今日で4日目ですが、ようやく体調も回復し、ロンドンに順応してきました。
さて、エピックという船、ハワイのクルーズで人気のノルウェージャンクルーズライン(以下NCL)としては初の10万トンオーバー、15万トンメガシップ、そして16箇所のレストランがあります。 最近小さな船(200人程度)に乗ってたので、久々のメガシップ(4200人)に頭がついていけるか、心配であります。
NCLはフリースタイルクルージングというコンセプトを提唱していて、つまりフォーマル不要、毎日カジュアルでOKを全面的に打ち出しているのです。そして16箇所のレストラン、好きな場所で好きな時間にお召し上がりください、ということ。それらはいちいち予約が必要なのか、など、船上でチェックしなければなりません。
10年ぐらい前、NCLのポスターに次のようなフレーズが載っていました。
「As far from the everyday as the ship can take you」
船が進むにつれ日常から解き放たれる、とでも訳せばいいのでしょうか。
とてもいいフレーズだなぁ、と思ったものでした。

神秘的、ハバード氷河

5e82fc63.jpgあえて選んだ5月のアラスカ、狙いは当たった。山々の雪の量は夏に比べ格段に多く残っており、アラスカの幻想的風景をより一層引き立ててくれた。ハバード氷河へのアプローチ、ロッテルダムはエンジンを切っているのか、無音、無振動で超スロー航行。氷河が崩れて海に散らばっている箇所に差し掛かると、その氷が船体に当たり、サラサラーと夏の風鈴のような音がする。キャプテンはあらんばかりの操船技術を駆使して、あえて、狭いけど景色のいい水路から氷河へと歩を進めてくれる。そして氷河にダメージを与えないよう、それでいて極限まで船を近づけようとする。
ハバード氷河のスケールの大きさ、雄大さは今も健在だった。よかった。本当によかった。これならまたいつか、訪れることが出来るかもしれない。
今回の寄港地、ジュノーやケチカンではロッテルダムはいつもベストポジションに接岸する。先に入港しているプリンセスやセレブリティがその場所を空けてくれているのだ。今もHALのアラスカにおける既得権益は健在である。やっぱりアラスカはHALで行った方がいい。

ロッテルダムの不思議、ラナイステートルーム

f1b32011.jpgロッテルダムは、1997年建造だからまだまだ新しい方なのだが、それでもこの会社は近年全船のグレードアップのため、巨費を投じて改装を順次行っている。そしてこの船に不思議なキャビンが登場した。それが写真の部屋、ラナイステートルームと名付けられている。デッキ3のプロムナードデッキに出入りできる「準ベランダ付キャビン」。そしてその部屋の前のデッキチェアはラナイステート専用なので、普通にプロムナードデッキを散歩している人は座ることが出来ないのだ。それにしてもプロムナードデッキはたくさんの人が行き来するパブリックスペースなので、この部屋はセキュリティは大丈夫なのか、と思ってしまう。 90年代後半の船は、ちょっとベランダ付キャビンが少ないということもあって、それを補う苦肉の策とも言えよう。
しかし、各港での下船口はだいたい下の方のデッキにあるので、便利なキャビンといえるかもしれない。

ロッテルダム、もう少しがんばって欲しい!5

a24424f6.jpgこの週末は、雑誌向けの掲載記事の締切など、仕事山積み状態なのですが、時折、先週のロッテルダム・アラスカクルーズを振り返っています。
私の中では、QE2にも匹敵するビッグネーム「ロッテルダム」に乗船、最大の賛辞を美しい言葉を並べて書きたかったところですが、セールスをする人間にとってはいい部分はもちろんのこと、悪い部分も直視しなければならないと思っています。
例えば、デッキ7後方のキャビン、少し速度を上げるだけで妙なバイブレーションが発生します。先述のとおり、ハイパワーエンジンを搭載していることが起因しているのかわかりませんが。まぁ、それはハードのことだからどうしようもないことなのですが、ソフト面については特にダイニングについては過去のホーランドアメリカラインのクルーズに比べて劣る点がありました。今回のクルーズ、ディナーをオープンシーティングで予約、つまり好きな時間にダイニングへ行く、というシステムですが、まったく上手く機能していない。初日は1時間待ち。2日目以降は、ダイニングマネージャーとかなり厳しい交渉をしてようやくテーブルを確保する有様。今後当社のお客様にはHALのオープンシステムはお奨めしません。そして、今回は10名のテーブルで食事をしたのですが、ウェイターが1人目のオーダーを取ると「全員それでいいか?」とあきれる言葉。手抜きにも程がある。HALもどんどん新造船を就航させ、会社自体が巨大化している。私は、HALのファンだからこそ、クルーのレベル低下をとても危惧している。
船内サービスは、時代に合わせた改良が随所に見られた。夕方のホットオードブルは廃止、ウェルカムパーティでのキャプテンとの記念撮影&握手も廃止。そんなオールドスタイルを今の船客は求めていないのかもしれない。午後のアフタヌーンティは毎日行われ、ちょっとしたくつろぎとおしゃべりの時間を与えてくれる。
クルーズディレクターが、めちゃくちゃ面白い人で、単なる下船の説明会さえも歌って踊ってエンターティメントにしてしまう。例えば、船客からのクレイジーな質問ベスト10のコーナー。(たぶんヤラセだと思うが)
「シュノーケリングはどこの寄港地で行えるか?」(ここはアラスカである)
「ミッドナイトビュッフェは24時間やっているのか」
「フォトギャラリーで自分の写真が見つからない」
「アイスカービングの氷は、そのあとどうなる?」
極めつけは、
「この船は、過去沈んだことがあるのか?」
このブラックジョークにシアターは爆笑の渦。その後船内の各部門のクルーが壇上に紹介され、大合唱でもって船客へ感謝の意を伝える。この瞬間、船客の心をぐっと惹きつける。
HALは、確実に変わりつつある。改革を進めている。よりスマートに、よりアクティブな会社へ変わろうとしている。しかし、私としてはHALは、カーニバルグループの”クラシックな船旅担当”ではなかったのかとの疑念もある。爆笑の渦はカーニバルやコスタに任せておけばいいのでは、と。

HALロッテルダム アラスカへ5

638f569f.jpg早いもので5日目を迎えました。昨日はハバードグレーシャーを訪れ、その氷河のスケールの大きさ、手付かずの自然の美しさに言葉に出来ないほどの感動を覚え、我々一行はとても幸せな時間を過ごしています。
8年前、セレブリティ・サミットで初めてハバードグレーシャーに来ました。7月なのに厳寒、みぞれ交じりの雨、それはそれで劇的な感動がありました。そしてさらに北上してカレッジフィヨルド〜アンカレッジと行きました。
ロッテルダムは、残念ながらここから南へ引き返す訳ですが、自身まだ訪れたことのないシトカ、カナダのビクトリアと楽しみが待っています。 心配された揺れも少なく、ハバードからシトカへの太平洋も驚くほどに穏やかな海、そして夜10時を過ぎてやっと夕焼け、日没の不思議な世界。船旅は地球や自然との一体そのものです。
ある日、プールサイドのバーカウンターにとても小さな告知を発見、わずか20ドルでカリブ海クルーズがあたる、という宝くじ。さっそく3口20ドルを購入。その日の夜ディナーテーブルはこの話題で持ちきりとなりました。当たってもいないのに
「当たったらどうしよう」ともう大騒ぎ。 同じくプールサイドにはテラスグリルがあって、作りたてのハンバーガーが食べられます。これも絶品の美味さ。一口食べるやいなや「これ、めっちゃうまいやんけー」と大阪弁丸出しの私に閉口気味の妻。
そしてジュノーの地ビールをドラフトでいただけるのです。なんとも贅沢な時間であります。
それにしても今回の5月のアラスカクルーズ、最高の天気に恵まれ、自身大成功だ、と自負しております。5月はアラスカクルーズとしては最安値、なのに最高の天気、最高の船。これは大いにアピールしてゆきたいと思います。
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