クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

2011年10月

Back to 90's5

6957269c.jpg今日は、久しぶりに落ち着いた時間を持てています。
一度書いてみたかったことがあるのです。それが90年代のこと。
1990年代、クルーズ各社からとても魅力的な船が次々と就航しました。だいたいが7万トンクラス。船ファンにはとてもとても楽しい時代でした。
セレブリティ:センチュリー、マーキュリー、ギャラクシー
コスタ:ビクトリア
RCI:エンチャントメント、レジェンド、ビジョン、ラプソディ
プリンセス:サン、ドーン
NCL:スカイ
それぞれに当時の思い出があります。セレブリティのマーキュリーを初めて見たとき、そのセンスの素晴らしさに虜になり、社名にまでしてしまいました。
NCLスカイ、当時NCLは苦境から脱出しつつある時期で、スカイはNCL久々の新造船、キャッチフレーズは、"Reach for the SKY"、私もすごく応援していました。
RCIは、まだボイジャーがデビューする前、エンチャントメントは煙突が極端に後部に配置され、最初は変な形と思っていたのが、だんだんかっこよく見えてきて。
サンプリンセスが就航したとき、たしか世界最大のレコードを塗り替えたと記憶しています。QE2とフランス=NCLノルウェーが世界最大の座を30年ぐらい争っていた、その終焉は一つの大きな出来事でした。
コスタビクトリアは、イタリアのセンスが光る秀逸な客船、この船来年なんとアジアに来るのですね。ちょっとアジアに持ってくるには、船が良すぎません?
(と言いながら、ビクトリアの福岡発着とか発表されたら、ワタシ絶対乗りますよ!)
2000年に差し掛かる頃、クルーズ各社の急激な大型化に拍車がかかり、これら7万トンクラスが少し隅に追いやられたように感じて少し寂しい思いがありました。
しかし、この7万トンクラスは今でも十分通用する素晴らしい船ばかりです。
ロイヤルカリビアンといえば22万トンばかりが語られますが、同社の7万トンは
いかにもカリブ海クルーズの会社と思わせるリゾートホテルのようなインテリア、
そしてしっかり船らしさも残っています。ロイヤルカリビアンの背景なんか知らなくても、レジェンドに初めて足を踏み入れる人は、感覚的に「いいなぁ」「すごいなぁ」と感じられるのだと思います。
今RCIの7万トンは、日本では全然紹介されていませんが、例えばパナマのコロン発着コロンビア、ボネール、アルバなど超ディープな南カリブ海や、ボルチモア発着のカリブ海など、非常にユニークなクルーズを行っています。
冷静に考えれば”ロイヤルカリビアンに日本発着で乗れる”コースこそ、超ディープと言えるかも知れませんね。

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ラプソディ・オブザシーズ  アラスカ・スキャグウェイにて

サガルビー 日本への扉5

60316930.jpgサガルビー2012年ワールドクルーズ、3月12日の長崎を基点とした日本発着クルーズ「コレクターズ・ボヤージュ」は、おかげさまで想像以上の反響をいただいております。
何回かに分けて、サガについて触れたいと思います。
現在、サガの本社がある英国フォークストーンと連日やりとりを行っています。
サガは私にとっての大きなチャレンジでした。新造船、10万トン超の大型船全盛の今、この船の良さを上手く日本で伝えられるだろうか?
しかし、うれしいことにその情熱が少しずつ伝わりつつある実感を感じています。
サガという英国の船社を知っていただいて、日本発着へのご予約、ロンドンまで飛んでイギリス、アイルランド、ノルウェー、アイスランドなど、サガらしいエリアへのクルーズへのご予約など、皆さん独自の嗜好で選ぶ段階から楽しんでいただいているのが伝わってきます。
”クラシックな船”を考える時、私はまず「QE2を知っているか否か」が大きなポイントとなってくると思っています。これから船旅に出会う方は当然知るはずもありません。QE2は絶対的な知名度を持つ日本でもとても愛された客船でした。思い出のある方もたくさんいらっしゃることでしょう。サガルビーはQE2より6年若いのですが、ともにキュナードに在籍した時期もあり、同じ時代の船といえるでしょう。
つまり、今かろうじて、あの時代の匂いのする船に乗ることが出来るのです。その経験はお金に変えがたい価値があると思っています。

ブリティッシュスタイルのクルーズ、今日本の皆様への扉が開かれました。
心から皆様のご乗船をお待ちしております。

http://www.mercury-travel.com/cruise/japan/sagajp01.html

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SAGA RUBY (レイキャビクにて)

<お知らせ>
サガルビーが、10月末発売「AZUR」、11月末発売「CRUISE」、12月末発売「AZUR」に
3ヶ月連続で登場します。素晴らしい特集、是非ご覧下さい。


洋上で贅沢を感じる時5

306d2cc5.jpg12日ぶりのブログになります。
先週、今週、とあるクルーズへの予約が殺到しています。そうです。Lです。
そして当社の場合、なぜか初クルーズの方からのご予約が大半を占めています。
クルーズには一度行ってみたい→でも値段が届かない→この価格なら手が届く、という図式ではないでしょうか。日本のクルーズ事情、何かが変わってきている、何というか、活力のようなものを現場で実感しています。
それにしても連日のかなり長い残業はキツイですわ。私は横浜で仕事している時は、仕事が終わると、週2〜3回は銭湯に行くのですが、先週から今週にかけて毎日行ってます。長時間パソコンに向かっていて、肩こり、目の疲れ、頭痛にやられてます。昔はこの程度平気だったのに、40代になるとそうはいかないようです。
 さて本題、ふとしたときに、洋上で贅沢を感じる時があります。
それは、「こんなとこで、そんなことしなくてもいいのに。」ということを船の上でやっているときです。 
例えば、
とある外国船に神戸から乗って鹿児島に寄港、当時優勝を争っていた阪神タイガースの試合が気になって街の商店街までスポーツ新聞を買いに行った時。
カリブ海クルーズの終日航海日、プールサイドで週刊新潮を読んでた時。
とある船の夜のビュッフェレストラン、キャビアをごっそり取って食べた時。
(持って帰ろうかと思った。。)
ラグジュアリークラスの船、天津でのオーバーナイト、北京のペニンシュラホテルへの宿泊&万里の長城への観光(なんと無料)に行かず、船で過ごした時(船にいるほうが価値があると判断)
まぁ、いろいろあります。
お客さんから聞いた話では、超デラックススイートで、ずっとiPadで麻雀をやっていた、という話。
つまり、”いかにも”ということじゃなくて、”そんなこと、家でも出来るじゃん”といことをやっているときに贅沢感を感じる訳です。
みなさんの贅沢を感じる時、教えて下さい。


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洋上で和朝食、これもまた贅沢。

ただ、ただ感謝

514cc8a2.jpgサガルビー日本発着のプレスリリースを経て一昨日の金曜日、ぜったいに過去最高だと思うほどのたくさんのメール、お電話をいただきました。
正直、「こんなに反応が凄いとは!」と驚いております。
「新しい船、クラシックな船、大きな船、小さな船、いろんな船があっていいんだ」、という寛容なご意見、
「この船、いい形してるねぇ。本当に日本から乗れるのか?」という驚きのご意見、
「私、QE2に乗りたかったのだけど乗れなかったので。。。」や、
「私は、ビスタフィヨルドに乗ってるんだよ。」という凄い方など。
特にQE2がらみのご意見はけっこういただきました。やっぱり日本で最も有名な外国船ですね。思い出のある方が多いようです。
サガルビーはQE2より6歳若いのですが、ほぼ同じ時代の船。当時としては少し高級船でしたので、バスタブ付のキャビンがとても多いことが特徴と言えます。
シングルでもバスタブ付があります。
QE2と比較するならモーレタニアクラスよりはかなり多いです。
そして、この時代の高級船の証しは、ワンシーティングのダイニングです。
時間を気にすることなく、全船客が一同にゆったりとお食事を楽しめることです。
英国事情を少しお話しますと、サガはフレッドオルセンに対して「ぜったい、より良いサービスとクオリティ」の自信を持っています。
サガのホスピタリティは、乗っていると、じわーっっと効いてきますよ。
なんというか、とても家庭的。以前、サガ本社の方が「この船の中は小さな村のような感じなんですよ。」とおっしゃってました。たしかにサガの居心地のよさを気に入っているリピーター船客と顔なじみのクルーたち。たしかに、その船の”住人”という感じはありました。

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HGY 「イギリスらしい朝食を食べたい。」
SAGA 「それなら、ステーキをどうぞ。」

Dream

c44f0569.jpgちょっとクサいタイトルなんですけど、Dreamって皆さんはどう思います?
何か、夢持ってます?
夢って、かなうと思ってます?
私は、けっこう信じてるんですよ、実現すると。
今週は、Perfect Boat次月号の原稿締切、サガの日本語パンフレットの最終校正、そして今日のサガルビー日本発着の発表などで、気が付いたら金曜日になっていました。
Perfect Boat次号では、ル・ポナンの後編、スペイン・〜メノルカ〜マヨルカ〜イビーサへのリゾート島へのセイリングを書きました。編集者の方に「ところで、自分の所有するクルーザーとかで、横浜から大阪とか、行ってもいいんですか? 行けるんですか?」と聞いてみたら「行けますよ。」と。そうか、東名を車で走るのではなく、太平洋を船で走って大阪までいけるのか。それを聞いてから、これをいつか実現したいなぁと思っております。
さて、サガルビー2012年のワールドクルーズから、日本発着の区間乗船が実現しました。これは、当事者の私自身Dreamだと思っているのです。
誰が、サガルビーに日本から乗れるかなんて、考えるだろうか? と思うぐらいに。
いろんな方の意見を拝聴しました。
「この船に乗るなら、2週間ぐらい、長いほうがいい。」といったご意見、
「現役世代のクルーズファンのために、短めの設定を!」といったご意見、
いろいろいただきました。
現代のクルーズビジネスがとかく新しく大型化へ向かう中、こういったクラシックな船の存在、価値観、魅力を伝えたい、知ってほしいとの強い思いが私にはあります。
もしサガルビーに乗ってみたい、と思ってくださるなら、一人でも多くの方に実現していただけるよう、泊数、料金なども真剣に考え、そして船社との交渉を重ねてきました。
日本発着は、6泊から16泊ですが、このクルーズ、いやこの船は1月6日にイギリス・サウザンプトンを出港して、115日間というはてしなく長い世界一周の途中にあるんだ、今自分は115日間も船に乗っている人たちとディナーテーブルを共にするのだ、という貴重な経験をしていただきたいと思っているのです。そこに流れる空気は、毎週数千人の船客を入れ替える近代型クルーズのそれとは全然違うのです。
 1973年、今はなきノルウェージャンアメリカラインの「ビスタフィヨルド」として生を受けた1隻の船は、その後キュナードでの在籍を経て、現在の英国船社サガに至っています。そんな華麗なる経歴を持つオーシャンライナー「サガルビー」に”日本から乗る”、これこそがDreamだと私は思うのです。

SAGA RUBY 2012 Collector's Voyage
http://www.mercury-travel.com/cruise/japan/sagajp01.html

雑誌「パーフェクトボート」11月号 発売5

073b15d9.jpg海とヨットのスタイルマガジン「パーフェクトボート」11月号が発売となりました。
http://www.perfectboat.jp/ (←Web上の最新号は古いですが)
今号より、「新・世界洋上紀行」と題した連載をスタートさせていただくことになりました。第1回は、「ル・ポナン フランス・コートダジュールからスペイン・リゾート島周遊」の前編です。ぜひご覧になって下さい。
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