クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

2012年05月

スモールシップアライアンス 夏のセミナー

7de8c63f.jpg スモールシップアライアンスは、今年3年目のシーズンを迎え、新たなメンバーも加わって6月に恒例のセミナーを開催します。
旅行会社の方やメディアの方向けは大阪と東京、そして今年は2年ぶりに一般のお客様向けのセミナーを大阪と東京、そして初めて福岡でも開催することになりました。
詳細は追ってお送り致します。
 スモールシップアライアンス(SSA)を通して活動してきて、自身で確信することがあります。それは我々が取り扱うクルーズ会社にはポリシーがあるということ。
それは、パンフレットやウェブサイト、価格などあらゆる面で色濃く出ています。
例えば価格、あまり大幅なディスカウントというものがありません。それは下げれない理由があるからです。それは何かというとクオリティを下げたくないのです。そしてそれに対して熱狂的な支持層が世界中に存在するのです。
平たく言えば「ちょっと(お金を)出してもいいから、いい気分にさせてほしい。」ということなのでしょう。
ヨーロッパへの出張中、シードリーム・ヨットクラブに乗ってきました。
強烈なカルチャーショックを受けてきました。
サービス面は、「ありったけの」「惜しみない」最高のサービスを提供、
食事面は、高級食材をふんだんに、そして出来立てのアツアツを、
さらには、船客の名前が刺繍されたパジャマが用意されているなどのサプライズも多々、
噂どおり、高級船にもかかわらず40代マンハッタン在住など若い世代も乗船している、
そしてこの船に乗って素晴らしいことは、乗船している船客がみな存分に人生を楽しんでいる人たちで、すごく刺激を受ける。
「そうか、自分の人生を楽しんでいいんだ。」、「遊ぶ時は思いっきり遊んでいいんだ。」と遊ぶ勇気をもらえるのです。
まぁ、私はシードリームの5日間で骨抜きにされました。ちょっとこの船はヤバイですよ。
ただし、ちょっとお値段が高い、でもこの夏にでもまたあの船上にすぐ戻りたい。そう、ちょっとシードリーム中毒になってしまったんだと思います。
 スモールシップって、そういう覚醒作用があります。一言で言うと「忘れられない船旅。」ではないかと。
 夏のセミナー、ご期待下さい。

スモールシップアライアンス
http://www.smallship.jp/SEMINAR2012.html

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シードリーム機.灰襯轡島ボニファシオでのディナー

横浜にて

 休暇と出張で1ヶ月ぶりに横浜に戻りました。
ここ数日、暑いですね。
昨日は、レジェンドオブザシーズ横浜発着の最後の出港日。ちょっと大桟橋まで見に行こうかと思うも、間に合わず。
今年もたくさんのお客様にご乗船いただきました。ありがたいことです。
当社だけの小さなことではなく、広義に考えても1800人乗りの船×4出港日ほぼ満員になるぐらいに日本のみなさんが乗船してくださったことで、ロイヤルカリビアンも「じゃぁ、来年もやろう。」となるわけで、つまりお客さんが我々の商機を作ってくださってる訳です。それは感謝しなければなりません。来年はなんと14万トンクラスを2隻アジアに配船するとか、すごいことになりそうです。
 春先のこと、何かの用事でお客様のS氏へお電話をしたところ、奥様が出られS氏が急逝されたことを知り、たいへん驚きました。S氏は、昨年カンパニー・デュ・ポナンのル・ボレアルで南極クルーズに行かれ、その快適な船と南極に行けたことをとても喜ばれていました。芦屋のご自宅へ線香をお贈りしたところ、奥様からご連絡をいただき、とても喜んで下さいました。S氏は体が大きく、昨年東京プリンスホテルのティールームでお会いした時、南極クルーズの模様を素晴らしい写真とともに教えていただきました。印象的な写真は、ル・ボレアルのキャビンのバルコニーに氷がこびり付いていたこと、南極へ行くということは大変なことなのだと感じました。S氏は医師でとても温厚な人柄、思い返すと笑顔が浮かびます。いつかS氏の航跡を辿る旅に出たいものです。
 

ローマ、3日間だけの暮らし5

f381bc01.gif ドイツ、ベルリンの外港バルネミュンデのホテルに到着しました。
時折強い雨も降り、肌寒い気候です。
ドイツの列車は、時間も正確、7時間は思ったほど苦痛ではありませんでした。
しかし、あらゆる面で日本の鉄道は優れている。素晴らしい。やっぱり日本ってすごいと思います。
 ドイツへ来る前、ローマの小さな宿で3日間過ごしました。私はクルーズセールスという仕事柄、ほとんど陸の旅をしたことがないので、とても新鮮な経験でした。
宿のあるマンチーニ広場から毎日市電の2番に乗ってポポロ広場まで行き、そこから地図を片手に、毎日歩きました。今回最も印象的だったのは、写真のパンテオン。その存在感とパンテオンの前に広がる広場、とても印象深い光景でした。そしてこの界隈が歩いてとても面白いのです。隣接するユダヤ人街も個性的。もちろんスペイン階段からトレビの泉へも歩いてみましたが、人が多すぎるのです。さすが世界有数の観光地。
宿はたった3部屋で、私以外に1組いらっしゃって、3人で毎朝おしゃべりしながら朝食をいただきました。夕方は宿のオーナーに連れられてバールへ繰り出しました。
夜は地元の寿司レストランへバス280番で通いました。ATMでお金を出し、スーパーに水を買いに行き、3日目には頭の中で少し道がつながりだして。
せっかく美味しいレストランも見つけて、バスの切符の買い方もわかってきたのに、
また何年後かに訪れたときには、きれいに降り出しに戻っていることでしょう。
まぁ、それでもいいか。
ローマをクルーズで楽しむなら、ローマ発着をお選びください。そしてクルーズ前後に数日滞在なさってください。途中寄港(朝から夕方)ではぜったいに時間が足りません。もったいないです。
ローマは奥が深い街です。そして人の情が深い。きっと何十年ぶりに訪れても思い出の地が残っているはずです。街並みを大きく変えないことが、「変わらずに待っていますから、また訪れてください。」と言ってくれてるような気がします。

陸の旅はツライ5

05576fb9.gifようやく、ヨーロッパでのアポイントも終え、明日のサガサファイア乗船を残すのみとなりました。ここボンからサガサファイアの出るヴァルネミュンデまでの列車の切符を今朝駅で買ってきました。インターシティーという列車でなんと7時間の移動。
最近、2時間以上電車に乗ったことがありませんよ。7時間って気が遠くなりそうです。
というか、陸の旅は本当にきつい。先日列車の乗り換えで迎えのホームへ行くとき、
体力の限界で断念して、タクシーに乗ってしまいました。
20キロのスーツケースと10キロの書類カバンを持っては絶対無理。
しかも、宿代、食費と金がかかる。安宿に泊まっても、1泊3食で15000円はかかってます。でもね、ちょっとだけ楽しいんですよ。
例えば、チビタベッキアの港からローマ市内まで専用のリムジンなら300ユーロ、
それが、列車に乗って市内まで4ユーロ、市内からホテルまで地下鉄と市電で4ユーロで行けました。体にきついけど、ちょっとがんばるとコストは雲泥の差ですから。
これも慣れてくると、不必要に移動やホテルに金を使うことがバカらしくなってくる。リーズナブルでも快適なホテルはけっこうありますよ。
最近、わかってきたことがあります。商談の場、いい結果を導き出す方法。どんな国のどんな相手でも、まず自分が何をやりたいか、何をしてほしいか、どうしてそれをやりたいのかを”熱く”語ること。これが万国共通の秘訣だと思いました。下手な英語でも”熱”は、けっこう伝わりますよ。「そこまで言うんだったら。」と相手の態度が変わってきますから。
7時間の列車の旅で、頭の中をいったんリセットしようと思っています。
そして、サガサファイアをどう自分が感じるか、それを楽しんでみようかと。
最後に一言、ふざけたローマっ子に言いたい!
寿司屋でキスするんじゃないっ! 日本ならつまみ出されるぞ!
警官がタバコの吸殻を道に捨てるんじゃないっ!
ラッツィオとかいうサッカーチームのファン、あの爆竹、音がでかすぎるぞ! 爆弾が破裂したかと思うじゃないか!

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ローマ、バスを30分も待つ停留所

イタリア・サルジニア島から5

5362cbc3.jpg火曜日にモナコで休暇のクルーズが終わり、ヨーロッパ巡業が始まりました。
雑誌向け連載記事の取材、視察乗船、船社オフィスに出向いての会議がいくつか。
そう何度もヨーロッパには来れませんから、この機会にすべてこなしてしまおうという訳です。
今4300トン、112名乗りの小さな船でローマへ向かっています。
コルシカ島のカルヴィ、ボニファシオと周り、今日サルジニア島のゴルフォアランチ沖にアンカーを降ろしました。
世界中には、「金は払う、とにかく最高のサービスを。」という人たちがいて、その人たちの要望を満たす
船があります。それはクルーズビジネスの中ではとても難しいことなのですが。
そういった小型船の会社のオーナーは、ビジネスの前に自身がわくわくしたいと思っていて、夢を持っています。
彼らの所有する船は、そういった夢のひとつを形にしたものなのです。
さてその洋上ライフは、もう異次元の世界です。
これこそが頂点のサービスというものをまざまざと見せつけられます。
欧米の富裕層とは、かくも贅沢な毎日を過ごしているかと思うと、ただただ驚くばかりです。
しかもそういった人たちの中には30代という若い船客も含まれているのです。
彼らにとっては、特別な旅行というよりは日常の延長のようです。
どういうことかというと、普段もあまり仕事をしていなさそうなのです。
この船については、雑誌「パーフェクトボート」他で詳しく紹介したいと思います。
 今日、横浜の事務所に連絡して帰国便のスケジュールを12日から23日に変更してもらいました。
サガサファイアへの視察乗船が決まったからです。
ローマから商用でドイツのボンに立ち寄り、サガサファイアを追いかけるべくヴァルネミュンデに
行きます。ヴァルネミュンデがどこにあるのか、どうやって行ったらいいのか、ぜんぜんワカリマセン。
「とにかく17日、待ってるからな。」の例の男の一言で決まりました。
まぁ、何とかなるでしょう。
 そろそろ、かなり日本食が恋しくなってきました。
今は、豪勢な洋食より、焼き餃子ともずくと美味しいお寿司が食べたい。
ローマに行けばありつけるだろうか。
MiFiってご存知ですか?レンタルのWi−Fiでどこでもネットがつながります。1日1500円程度
なので、船のWi−Fiよりも全然安い、それで使い放題。
毎日メールをチェックする方にはとてもおすすめです。
そもそも洋上でメールなんで邪道、しかし必要に迫られる方へあえておすすめいたします。
 旅も長くなると、生活面でいろいろと困りごとが出てきます。
歯磨き粉がなくなってきた。洗濯物がたまってきた。爪がのびてきた。散髪に行きたい。
そういうことって、地球の歩き方には書いてないんですよね。
以前、歯磨き粉と思って買ったら入れ歯の接着剤で大失敗。口の中がヌガヌガになりましたから。
明日はローマ、また連絡します。

南フランスから5

b3570570.jpgバルセロナから出港し、セッテ、サントロペ、マルセイユと南フランスを経て、コルシカ島のカルヴィに到着しました。
すべての寄港地、いわば”近所まわり”なので、さほど長い距離を走るわけでもなく、したがって船が揺れることもなく、ヨット系クルーズのゴールデンルートのようなエリアです。
まだバカンスのシーズンははじまっていませんが、これからカンヌ映画祭やモナコGPが始まり、もっとたくさんの人が訪れてきます。
コルシカ島は初めて来ましたが、やはり南仏のリゾート地の雰囲気、でも陸続きでなく島である分、少しのどかな感じがします。南フランスはほぼ毎日テンダーボートで上陸します。
それにしてもフランスの海岸線は美しい。変な建造物や看板などがぜったいにありません。人間が作った建物(人工物)が空や海(自然)と調和しています。
このあたりのクルーズはワインの楽しみもあります。マルセイユからはアヴィニヨンへの観光に出かけ、途中コートデュローヌのワイナリーに立ち寄ることが出来ました。ワインのこと、わからないなりにいろいろ試して、その結果気に入って飲んでいる白がコートデュローヌだったので、偶然に驚き、でもちょっと味が違うのです。一言で言うと「若い」のです。日本へ運ぶと味が変わってしまうのでしょうか。
地中海のクルーズは毎日寄港しますが、毎日都会ばかりだと疲れてしまうのですが、セッテ、サントロペ、カルヴィといったのどかな街が入っていると、その他の都会、例えばこれから訪れるカンヌやモナコなどが、とても楽しみになってきます。
寄港地に都会とのどかな街がうまく選択されていると、メリハリが出てきます。
しかし、大型船の場合どうしても入れる港が限られ、大きな港=都会 という傾向があります。
このあたりのクルーズ、何が一番の贅沢か、と言えば、気候だと私は思います。
亜熱帯のような夏で育った身には、夏でもさらっとした感じがとても心地よく、うらやましく感じます。
毎年、次はどこに行こうか、なんて頭を悩ませることなく、毎年ここでいいじゃないか、と思うほどの魅力があります。事実、いい船は毎年この時期この場所に集まっています。世界中の人がこの地に魅了されていることを証明しています。
それにしても、もう少し日本から近ければいいのに。
いや、遠いから来る価値があるのか。

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コルシカ島・カルヴィにて
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