クルーズの予約にはギャランティという予約の制度があります。
これ、日本の旅行会社ではめんどくさいのか、あまり勧めてないようですが、
弊社では積極的にご案内してます。
その具体例を示します。

とあるクルーズの料金。
カテゴリBA 1200ドル
カテゴリBB 1100ドル
カテゴリBC 1000ドル
とします。
そして、カテゴリBCに部屋番号指定とギャランティという選択肢があるとします。
部屋番号指定は文字通りカテゴリBCにてキャビン番号が確定します。
ギャランティの場合、最低でもカテゴリBCは確約した上で、上位のカテゴリに空きがあれば差額無料でアップグレードされるというものです。
つまり、すぐにキャビン番号は確定しないけれど、カテゴリBB,BAなどに
アップグレードされる可能性があるのです。
ですから、可能性としては、内側から海側へ、海側からベランダ付へと、
キャビンのタイプを越えてアップグレードされることもあります。
時には、すっごいアップグレードもありました。

では、このギャランティという制度、船会社からみれば、どういうメリットが
あるのでしょう?

上記のような料金で販売していてBCが完売したとします。
もしこの状況で、BCにギャランティを設定していなくて、そこに1000ドルなら
乗るのになぁというお客さんがいたとしたら、船会社はこのお客さんを取り逃がして
しまうことになります。
もしギャランティを設定していたら、このお客さんの予約をBCギャランティとして
受け付けて、最終的にはBBなどにもってゆけばいいのです。
こうして1室でも埋めて行こうとする船会社の巧みな戦略があるのです。
出発が近くなる終盤になればなるほどこの傾向が強いです。

こういった制度は価格変動性のアメリカ系のクルーズ会社に多く見られます。
例えばカーニバル、ロイヤルカリビアン、NCLなどは米国に巨大なホスト
コンピューターがあって、過去・現在・未来の膨大なデータを保有しているのですが
例えば出発の60日前でキャビンが30%空いていたら、今の料金から5%値下げ
する、ギャランティを設定する、など、システムにパラメータを設定するのです。
そのさじ加減は、おそらくセールス部門の責任者にあるのでしょう。

とにかく価格変動性とは複雑な仕組みなのですが、私なんぞ10年も前からこの
仕組みと付き合っていますから、だいたい傾向が読めてくるんですね。
そのノウハウでもって、ベストプライス、ベストキャビンをお客様へご案内
するわけです。