5744a263.jpgスケジュールより40分程度遅れてベラザノブリッジを通過。既にNYの警備艇が並走状態。7日間ともに大西洋を渡ってきたQM2は、進路を右へ、ブルックリンの新しいターミナルへ向かう。
ほどなく左手に、自由の女神。暗闇の中ライトに照らされQE2を迎えてくれた。古い写真で見た光景、40年経ってその船上にいることが不思議に感じる。程なくパイロットが乗船。マンハッタンを東に見てウエストリバーを北上。最後は、タグボートの力を借りてマンハッタン、ピア88へ接岸した。
モーレタニアで最後の朝食を。まだ空は空け切れておらず、マンハッタンのビル郡も肉眼では見て取れない。食べ終えた頃、ようやく陽射しが差し込み、今日の天気は晴れかと思わせる。
予約から実に1年以上、待ちに待った大西洋横断は、ここに完結。
最後にゴールデンライオンパブでお世話になったアテンダントの吉田さんにご挨拶。9時ごろ、ニューアーク空港行きのトランスファーに乗る船客の下船案内が流れQE2を後にした。久しぶりのマンハッタンのピアは、カーニバルグループによるものか、とてもきれいに改装されていた。ちょうどバスの前、地上、船首部分からQE2を見た。パンフレットの写真とまったく同じ、本当に美しい姿。
SOLASの安全に関する条項がより厳しくなり、数年のうちに引退を迫られる船が出てくるだろう。しかしこれほどまでにたくさんの人に愛され、有終の美を飾れる船はそんなにはない。
 後日談であるが、先週QE2は、最終航海の地ドバイに到着。その模様がイギリスBBCで放送されたらしいが、キュナード社長、マックノート船長ともインタビューで笑顔を見せる余裕はなく表情が強張っていたとのこと。複雑な心境に違いない。

QE2最後の大西洋横断にお付き合いくださった皆さん、
ありがとうございました。
また、船旅をご一緒しましょう。