34e8124a.JPG海事プレス社から、約300隻もの船の詳細を集めた「クルーズシップコレクション」が発刊となり、今日熟読していました。一隻、再認識させられる船がありました。
プリンセンダム。 オリジンはロイヤルバイキングサン。その後シーボーンサンという時期を経ています。船に星を付けるようになって、当時ファイブスターの船として高く評価されました。今は、ホーランドアメリカラインに所属していますが、成り立ちが全く他の船と違うので少し異質な感じがします。しかしキュナードやシーボーン在籍時よりはしっくり来ている気もします。
もう10年ぐらい前のこと、大阪から乗船する機会がありました。当時サーズが中国、香港に蔓延していて、本来は香港への2週間の中国・香港周遊クルーズだったのが、直前になってロシア・韓国周遊クルーズに変更。その影響で船客は200人にも満たない閑散ぶり。それでもわざわざアメリカから大阪に来て乗船した船客は、クレーム一つ言わず優雅に過ごしていたのが印象的でした。
800人乗りの船にたった200人。間違いなく大赤字。これがクルーズビジネスのひとつの現実。しかしクオリティは変わりません。つまり売れなかったのは営業サイド(地上勤務)の問題であって、船上のクルーはいつもと変わらず最良のサービスに努めます。その素晴らしさは、ホーランドアメリカだから、というより、プリンセンダムいやロイヤルバイキングサンだから素晴らしいと感じるものでした。キャプテン他クルーもロイヤルバイキング時代から乗っているとのこと、船客もこの船の追っかけファン多数。
QE2なき今、探せばまだまだノスタルジックに浸れる現役で活躍する名船があります。クルーズ船はなかなか奥深いです。