7db1b96a.jpg5/29、デルダ航空296便でシアトルに到着した我々一行は、飛行時間は10時間と北米では短いものの時差16時間にうまく体を調整できないまま、港へのバスに乗車、同日でロッテルダムへ乗り込みました。
ホーランドアメリカライン、ロッテルダム。言わずもがなの同社フラッグシップ、140年の歴史の中で既に6代目。
ロッテルダムといえば、5代目が世界に名をはせた名船で熱狂的なファンが世界中に存在する。2日目のウェルカムパーティ、キャプテンの言葉にロッテルダムの船長であることの誇りがにじみ出ていた。「ロッテルダムは、就航以来ワールドクルーズ、南米周遊、南極、南太平洋など何十泊というロングクルーズばかりに
就航してきました。そのため、110泊のワールドクルーズにおいてもけして各国の港への入港は遅れることは許されないため、悪天候等による航行中の遅延も取り戻せるよう、同社フリートと比べてもこのロッテルダムは高出力の大きなエンジンを搭載しています。ロッテルダムは今年、初のアラスカクルーズに就航、”わずか7泊”にしてこの船に乗船された皆様はとてもプレシャスな経験をされていると言えるでしょう。。。。。」
では、船内ライフの実像は? 乗ってみると残念ながらフラッグシップという感動はQE2ほど感じない。それはなぜか? 姉妹船が存在する、つまりオンリーワンでないからだと思う。そして類似したクラスの船が計8隻近くも存在する。もう船は名前で乗る時代ではないのかも知れない。
乗船初日のビュッフェ、超混雑、1400人はたいした数である。ビュッフェスタッフは忙殺され、船客は座る椅子がなく優雅な船旅の始まりとは程遠い。ビュッフェラインで経ちながら巻き寿司をほおばる日本人、我々のマナーにも気をつけなければならない。メインダイニング、今回は時間指定ではなくオープンシステムにて予約済み。
このシステムは、HALとしては最近始めたが、まったくうまく機能していない。5:30−9:00PMの間なら好きな時間に食べられる、というものだが、それならばと好きな時間8:00PMに行ってみた。結果、人は溢れていて1時間待ち。
要は1400人の大型船でシルバーシーの真似をしても駄目ということ。船社が決めたこのシステムにスタッフは汗だくで対応している。
しかし、2日目、3日目と過ぎてゆくと船内は冷静さを取り戻し、徐々に落ち着いた空気が流れ出すから不思議。朝のビュッフェも好みの時間が分散しはじめ、次第にゆったりと食べられるようになる。夕暮れになればオーシャンバーからはジャズの
生演奏が流れてくる。2回目のメインダイニングのディナーは10名用のテーブルが完璧にセッティングされていた。昨年、86000トンのユーロダムに乗船したが、それに比べると約6万トンのロッテルダムには”こじんまり感”が残っていて、船客同士やクルーとの会話が存在する。この先、徐々にいい船旅になることに期待したい。