4ee4eec8.jpg10月6日、HALアムステルダムが横浜へ入港、シアトルから太平洋を1週してサンディエゴまでの70日間のロングクルーズの途中。船客は全員ホーランドアメリカラインのリピーター。シングルのお客様も多く、ダンスのホステスも乗船、アラスカやカリブ海とは全く違って、ぐっと渋い大人のクルーズ、ゆったりと時間が流れる船内。それは、私がイメージしたHALの世界、実は今もこの雰囲気が残っていたのです。70日間のロングクルーズだからか、船客同士もよく言葉を交わします。アフタヌーンティーや朝食など、気軽に話しかけてきます。私は廃止されたと思っていたホットオードブルも夕暮れ時のバーではちゃんと用意されていました。つまりHALは何もコストダウンすることなく、10年前と何ら変わらない、いや私の知らないもっと昔と同じサービスを今も続けているのです。5月にアラスカで乗船したロッテルダムとは準姉妹船でダブルフラッグシップですが、微妙に船内は異なっています。ロッテルダムの方が若干船齢が経っている為、先に大掛かりな階層を行い、パブリックスペースには新しい施設などがオープン、しかしアムステルダムは建造当時のまま、むしろその方が調和が保たれているのです。新しく階層で作られた設備はどこかとってつけたような違和感を感じることがあるのです。そして全体の配色もアムスの法がシック、渋い。何度も見学会で訪れていますが、あらためてじっくりと船内を歩いてみて、「この船は完璧だ。」と感じました。HALは今後、この6万トンサイズを作ることはあり得ません。年を重ねるうち、貴重なそして偉大な存在になっていくことでしょう。
それにしても乗船する海域によって同じ船会社でもこんなにも雰囲気が違ってくるのか、と驚かされました。それは船客の年齢、船客そのもの(客層)、混み具合、クルーの心のゆとり、空、海の色、空気、様々な要因から感じ取っているのだと思います。
HALは、日本から乗船しようと思えば、毎年チャンスはあります。しかし寄港地がどうしても韓国、中国になり、やや新鮮味にかけるため、そして最短2週間という長さもあって乗船には至りませんでした。
しかし、それをも超えるこのすばらしい船内の雰囲気は、かなり価値があります。
近しい将来、神戸から香港やシンガポールへ乗船したくなりました。
日本から乗るホーランドアメリカライン。それはロングクルーズを得意とする同社の真髄でもあります。バルコニー付きキャビンは26平米の広さがあり、収納スペースもたっぷり、当然バスタブ付き。寄港地が面白くなければ降りなければいい、ずっと船内で過ごしていればいいだけのこと。「せっかくだから降りなきゃ」なんて思わないで、贅沢に読書したり、ジャグジーにつかったり過ごしていればいい。
5月のアラスカ7泊で通算30泊に達しました。(7泊×4回+2泊)アメリカのお客様には何百泊という方がざらにいます。自身の生涯でこの会社にはこれからも何度もお世話になるでしょうが、はたして何泊に達するのか、楽しみになってきました。