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厚い扉の錠が解かれブリッジへ潜入。この緊張感は半端ではない。ブリッジに入ったのは久しぶりだなぁ。(前回はおれんじ8か?)
この船の名前は、サガルビー。元ビスタフィヨルドと言ったほうが通りはいいだろうか?ノルウェージャンアメリカラインの客船として1973年就航、オスロとニューヨークを結んだ。その後キュナードへ移籍、船名カロニアとして活躍し現在に至る。現存する最後のグレートライナーではないだろうか。
キャプテン、フィリップレンテルが迎えてくれる。英国人キャプテンである彼は過去キュナードにも在籍しており、フォークランド紛争の時、QE2の一等航海士として兵士輸送の任についた経歴がある。フンシャル港の状況を丁寧に説明してくれる。「フンシャルの港は狭く、2隻しか接岸できない。すでにトムソンデスティニー(英国)が手前に停泊していて、我々は今その奥のフェリーが出てゆくのを待っているんだ。まもなくパイロットが乗り込んでくる。状況が整えばGOだ。」私と雑談をしながらも、穏かな口調で各位に指示を出す、それがとても印象的である。ブリッジにはおおよそ1973年建造の船には似つかわしくない最新機器が並んでいる。
私にはよくわからないが、レーダーは確かに凄い! 大きさを映し出すポイントを自由自在に変えられる。しかも昔のものに比べてとても鮮明。IPADのような感じがした。それにしてもこのような入港の忙しい時にここにいるのはとても気が引ける。それを察してか、キャプテンが「好きなだけここにいていただいてかまわない。フンシャルへのスリリングな入港も楽しんでいってください。」と。
それにしてもマデイラ、フンシャルの夜景は本当に美しい。ヨーロッパの人が太陽を求めてやってくる有数のリゾート地の華やかさを感じさせる。