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仕事が始まる前、近所の店でコーヒーを一杯、写真のような無機質な光景と冴えない曇り空の中、頭の中で今日一日をイメージする。
毎日、クルーズの問合せ、具体的にはお客様の希望するクルーズの料金と空き状況の問合せが届く。今日の場合、クリスタル、ユニワールド、NCL、MSC、ホーランドアメリカラインなど。
NCLやスター、日本船などは数が多いから完全にスタッフにまかせる。たまに上司が気まぐれで現場の仕事に手を出すと、だいたいは失敗するものだ。
お問合せに対して、各船会社のオンラインシステムで状況を調べて、最適な提案を見つけ出す。その間ずっとパソコンに向かう。あいにく部屋がない。そんなとき「あいにく、、、、。」といった回答では誰でも出来る。回答を返すのが仕事ではない。実現することが仕事。代替案を探す。その時に、どれだけ知識の引き出しを持っているかが勝負の分かれ道。部屋があればあったで、デッキプランと格闘して最適な位置を確保する。ベッドの形状、食事の時間、テーブルサイズ、その他、お客様の要望をシステムに盛り込んでゆく。
船旅のセールスの現場は、オンラインシステムと格闘する無機質な現場でもある。
「おれはデイトレーダーか?」と思うときがある。
近頃、医者に行っても、医者は患者の症状を聞くと、やはりパソコンに向かって、最適な薬を選んでいるだけだ。
しかし我々は、楽しみ、FUNを売っている仕事、無機質な作業の向こうに、「さぁ、船旅に行くぞ。」というお客様のFUNが待っている。
お客様に気付かれようが気づかれまいが、最適な提案にベストを尽くす。どこまでも深く入り込んで最高の1部屋を引っ張り出してくる。そこには絶対の自信がある。
ただし、前々から感じていたことなのだが、私は船のことしかわからない。
ややもすれば一般常識も欠落している。
群馬は東北自動車道だと思ってた。(関西人はそんなもんじゃないのか?)
さぁ、仕事、仕事。40代はひたすら仕事だ