おはようございます。
いやぁ、先週はすっごく仕事をした、そしてすっごく遊んだ。
飲んで終電に間に合わず、2回もタクシーで帰る始末。
さぁ、また新たなエキサイティングな週が始まりそうです。

 自分の好きな船のことだけを存分に書かせていただいている、
雑誌「パーフェクトボート」最新号が発売になりました。
今回は、日本未発表の船について書いています。どうぞご覧ください。

■パーフェクトボート オフィシャルサイト
http://perfectboat.jp/

 週来、言わば日本のクルーズ全体を考えている方々とお会いし、大変有意義な時間を持つことが出来ました。
その中でひとつ見えてきたことがあります。
それは、「日本船は高い」という事実。販売する旅行会社も船社自身もそれを感じている。
そして、船社には言い分がある。日本船は様々な規制がありコスト高に繋がっている。
その規制を取り除かなければ、コストは下がらないということ。
例えば今自動車の車検は2年毎ですね。日本船は毎年義務付けられてるそうです。
そのドライドックの費用もさることながら、その間運行もストップするわけで商売が出来ない。
さらに、
瀬戸内海の通行料(パイロット費)、片道200万円、往復400万円。
港に一日接岸すると100万円。(綱取り外し、ボーディングブリッジ使用もお金がかかる!!)
水、1トン325円×1000トン=325000円。
とにかく、かなり大変だということを理解しました。
 では、仮に規制が緩和されて、コストが大幅に下がったとして、日本船はどうなるのでしょうか?
その分値段を下げて、外国船に対抗する?
私は、それは違うと思ってます。
仮にボイジャーオブザシーズの日本発着をターゲットした場合、最低価格1泊2万円。
日本船の1泊4〜5万円を2万円まで下げた場合、お客様はみな日本船に乗るか?
乗らないとは言いませんが、そういうことではないと思います。
もし日本船のコストが下げられるとしたら、その分は質の向上に使ってほしいと考えます。
日本船の1泊4〜5万円は、世界では最高級のラグジュアリー船の値段です。
じゃぁその中身はといえば、あちらさんはスタンダードキャビンでも30平米、バスタブ付、当然オールインクルーシブ。かなりの差があると言わざるを得ません。
にっぽん丸は数年前に大改装を行いました。かなり魅力的な船になりました。
しかし、スタンダードキャビンは手付かずの状態です。
例えばにっぽん丸を例に取った場合、1泊10万〜20万のスイートを対象にして「日本船は高い」とお客様は言っているのではなく、スタンダードキャビンが1泊4〜5万円を高いと言っているのだと思います。
ぜひ次回の改装ではスタンダードキャビンのグレードアップを図ってほしいと願ってます。
 日本船のライバルは、ボイジャーオブザシーズではなく、箱根の強羅花壇や那須の二期倶楽部です。
「次の週末、強羅花壇に泊まる? それともにっぽん丸に乗ってみる?」ですよ。
船はたかだか20万人程度、箱根はその何十倍の人が訪れる、その何十倍の人を取り込んでゆくことが
日本のクルーズマーケット拡大。ボイジャーオブザシーズに勝つことがマーケット拡大ではないです。
ドイツのフェニックスライゼン、英国のサガ、クルーズが伸びている国はその国の船会社がすごく元気です。
どんなに外資が乗り込んでこようとも、誰よりもその国の人の嗜好を理解し、最適なサービスを用意している
からです。
クルーズが繁栄する国では、その国の船会社が元気でなければならない、これが私の持論です。

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にっぽん丸の寿司屋。
築地から仕入れた立派なまぐろの柵。
丁寧な仕事。
お見事。
たった一貫の握りにラグジュアリーを感じることもある。