30日に香港で船を降り、31日に日本へ戻り、1日より通常の仕事に戻りました。
おかげさまでル・ソレアルの日本初寄港クルーズもたくさんの方にご乗船いただき、ありがとうございました。
 いろんな方がご乗船されました。その中には、今年名だたる大型船の日本発着も数本ありながらも、
ル・ソレアルを選んでくださった方、お仕事の都合で少し早めにご乗船された方、ヨーロッパではすでに
ポナンに乗船経験がありながら、初の日本寄港にご乗船くださった方などなど。
ディナーテーブルをご一緒させていただく中で、皆さんのクルーズ経験など大変興味深いお話しを伺うことが出来ました。
まずル・ソレアルが、一様に今まで見たことのないタイプの船だったようで、これを機にヨットスタイルの船旅が少し浸透したのでは、と思っております。またfacebookなどもたくさんご覧いただき、今週に入って連日ル・ソレアルへのお問合せ、ご予約をいただいております。方面は様々で、12月のアジアや5月のベニスなどその多様性にはこちらが驚かされるほどです。
 今回のクルーズ、ル・ソレアルは小樽や広島、大阪など、各寄港地で何回か食材を積みました。蟹、野菜、果物、魚からスティックタイプの砂糖にいたるまで。たぶん調達コストはヨーロッパのクルーズに比べかなり高かったと想像しますが、極力新鮮な食材をその土地で仕入れるというエグゼクティブシェフの考えから、こまめに調達していた印象があります。
 ホテルマネージャーと雑談していて印象的だったのは、彼はフランスでホテル業にも従事していたので、
「これまでたくさんの日本人がフランスへ観光で来てくださった。ル・ソレアルの洋上はフランスそのもので、
今度は我々フランスが日本へ出張してやってきたのです。」という言葉。出前のフランスって面白い発想ですね。
 船のスタッフも慣れないアジアの地で、しかも大変な天候の中、船を運航するという仕事は、いつものヨーロッパの運航に比べてもかなり大変な苦労があったようです。しかしル・ソレアルは264名のスモールシップ。そこにはスモールシップに共通する温かみあるおもてなしと、程よい人と人の距離感がありました。
 クルーズは運送業ではなく、サービス業。船客がバカンスにポナンの船旅を選んでくださった。船側はそれにめいっぱい応えてゆく。そして心地よければまたリピートしてくれる。そういう好循環が生まれる船が良い船なのだと考えます。
 乗船中はほとんど船を降りることができません。仕事だから当たり前なのですが、本音からすれば金沢の街も少し歩いてみたかった。広島も久しぶり(グリーンフェリー以来?)に行ったのに出れなかった。大阪は地元なので学友にも再会したかった。船内ではついに一度もショーを観ることは出来なかった。良い船ほど、仕事で乗るのはもったいないなぁ、と思うことがあります。
 船は船客として乗るのがいちばんです。私もいつか普通の船客としてル・ソレアルに乗り、フレンチディナーを楽しみ、ショーを観て、寄港地で散策に出かけたいと思っています。
 来年からは、今回のように私自身が日本人アテンダントとして乗船する機会はかなり減ると思います。いくつかの新しいチャレンジがありまして、そちらにどうしても時間を割かなければなりません。船客の皆さんとお食事をご一緒するのはすごく楽しいのでちょっと残念ではありますが、本当はその道のプロにまかせたほうがいいとも思っています。
 とにかく、週末の夜をむかえました。良い季節になりましたね。
 みなさんもよい週末をお過ごし下さい。

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LE SOLEAL
OCT. 29th 2013
HONG KONG