クルーズの旅行会社奮闘記

今までにないレジャー、クルーズを専門とする旅行会社代表のクルーズへの情熱、 クルーズの魅力、ちょっとプライベートを伝えるブログ

にっぽん丸

HAL140周年、MOL130周年

いつも当ブログを訪れていただきありがとうございます。
私、悲しいことに9月までまったく船に乗る予定がないのです。
まぁ、今までが幸せすぎました。。。。。
振り返りますと、ロストラル~シードリーム1に連続乗船、
ル・ボレアルでカンヌ映画祭&モナコGP、
サガルビーでノルウェーフィヨルドなど、
あの時が人生の絶頂期で、あとは落ちぶれて枯れてゆくのか。
 今年、老舗船社が節目の年を迎えています。
ホーランドアメリカライン、140周年。商船三井、130周年。
先週、にっぽん丸商船三井創業130周年記念クルーズに取材のために乗船してきました。
食のにっぽん丸、ディナーは南米航路のメニューをイメージ、いつもより品数も多く、大変贅沢なディナーでした。
オードブル、スープに続いて、ロブスターのフランス風、地鶏もも肉のレジェンス風、
牛フィレのメダイヨンステーキ、オランデーズソース。
さらに、ローストビーフ&スモークタンのコールドプレート、
そしてようやくデザートとかなり贅沢。
船内には、昨年のル・ソレアル大阪−香港に視察乗船されていた商船三井客船の柳氏もいらっしゃる。
1泊の中で極力シャッターを押す。自慢の食を可能な限り経験する。
だから、ディナーの後に寿司カウンターにも座り、夜食もいただき、ゴディバのショコリキサーもいただき。
朝食のオムレツがなんと美しいこと。美食のフランス船でもこれは絶対に作れない。
夜11時を過ぎた頃だったか、船首のネプチューンバーへ行くと、CRUISE Traveller誌編集長の茂木氏と遭遇。
おいしいハイボールをごちそうになりました。
茂木氏から教わったのですが、船も街のレストラン、特にファミレスもセントラルキッチンというシステムが主流、
つまり、肉でもパンでもある程度工場で加工、冷凍して搬入すれば、あとは温めるだけ、焼くだけで簡単かつコストダウンにもつながるのですが、にっぽん丸は、パンは船の上で生地からこねて焼き上げる、肉もかたまりで仕入れて船の上でさばく。すごく手間暇をかけているとのこと。そこは食のにっぽん丸としては譲れない、大変でしょうが素晴らしいことだと思います。
日本人の美意識、生真面目さがぎゅっと詰まったにっぽん丸の船旅。
横浜入港前の朝、大浴場に入りながらいろいろと考えてみました。
フランスにポナンがあって、イギリスにサガがあって、日本に商船三井客船があって。
みな外資系が激しく参入する中でも、自国の人にしっかりと愛されて支持されています。
今、にっぽん丸はビジネス絶好調と聞く。
正直、ちょっと高い。だけど代えがたい安心感をもたらしてくれる。自分の国の言葉やしきたり、味覚で船旅を楽しめる。それだってイギリス人にとってのサガやフランス人にとってのポナンと同じ。
2泊以上になるとディナーで和食をいただけるそうです。次は2泊以上乗ってみたい、そう強く思いました。

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2月12日 横浜から

おはようございます。
いやぁ、先週はすっごく仕事をした、そしてすっごく遊んだ。
飲んで終電に間に合わず、2回もタクシーで帰る始末。
さぁ、また新たなエキサイティングな週が始まりそうです。

 自分の好きな船のことだけを存分に書かせていただいている、
雑誌「パーフェクトボート」最新号が発売になりました。
今回は、日本未発表の船について書いています。どうぞご覧ください。

■パーフェクトボート オフィシャルサイト
http://perfectboat.jp/

 週来、言わば日本のクルーズ全体を考えている方々とお会いし、大変有意義な時間を持つことが出来ました。
その中でひとつ見えてきたことがあります。
それは、「日本船は高い」という事実。販売する旅行会社も船社自身もそれを感じている。
そして、船社には言い分がある。日本船は様々な規制がありコスト高に繋がっている。
その規制を取り除かなければ、コストは下がらないということ。
例えば今自動車の車検は2年毎ですね。日本船は毎年義務付けられてるそうです。
そのドライドックの費用もさることながら、その間運行もストップするわけで商売が出来ない。
さらに、
瀬戸内海の通行料(パイロット費)、片道200万円、往復400万円。
港に一日接岸すると100万円。(綱取り外し、ボーディングブリッジ使用もお金がかかる!!)
水、1トン325円×1000トン=325000円。
とにかく、かなり大変だということを理解しました。
 では、仮に規制が緩和されて、コストが大幅に下がったとして、日本船はどうなるのでしょうか?
その分値段を下げて、外国船に対抗する?
私は、それは違うと思ってます。
仮にボイジャーオブザシーズの日本発着をターゲットした場合、最低価格1泊2万円。
日本船の1泊4〜5万円を2万円まで下げた場合、お客様はみな日本船に乗るか?
乗らないとは言いませんが、そういうことではないと思います。
もし日本船のコストが下げられるとしたら、その分は質の向上に使ってほしいと考えます。
日本船の1泊4〜5万円は、世界では最高級のラグジュアリー船の値段です。
じゃぁその中身はといえば、あちらさんはスタンダードキャビンでも30平米、バスタブ付、当然オールインクルーシブ。かなりの差があると言わざるを得ません。
にっぽん丸は数年前に大改装を行いました。かなり魅力的な船になりました。
しかし、スタンダードキャビンは手付かずの状態です。
例えばにっぽん丸を例に取った場合、1泊10万〜20万のスイートを対象にして「日本船は高い」とお客様は言っているのではなく、スタンダードキャビンが1泊4〜5万円を高いと言っているのだと思います。
ぜひ次回の改装ではスタンダードキャビンのグレードアップを図ってほしいと願ってます。
 日本船のライバルは、ボイジャーオブザシーズではなく、箱根の強羅花壇や那須の二期倶楽部です。
「次の週末、強羅花壇に泊まる? それともにっぽん丸に乗ってみる?」ですよ。
船はたかだか20万人程度、箱根はその何十倍の人が訪れる、その何十倍の人を取り込んでゆくことが
日本のクルーズマーケット拡大。ボイジャーオブザシーズに勝つことがマーケット拡大ではないです。
ドイツのフェニックスライゼン、英国のサガ、クルーズが伸びている国はその国の船会社がすごく元気です。
どんなに外資が乗り込んでこようとも、誰よりもその国の人の嗜好を理解し、最適なサービスを用意している
からです。
クルーズが繁栄する国では、その国の船会社が元気でなければならない、これが私の持論です。

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にっぽん丸の寿司屋。
築地から仕入れた立派なまぐろの柵。
丁寧な仕事。
お見事。
たった一貫の握りにラグジュアリーを感じることもある。

にっぽん丸もスモールシップ、という発想5

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 12月6日出港の乗船券が届きました。横浜からのワンナイトクルーズ。
これが当面の楽しみでして、今からその日を心待ちにしております。
先日、ある方から「にっぽん丸もスモールシップと言えるのでは?」というある意味斬新なアイデアをいただきました。22000トン、船客524名。たしかにスモールシップ。
たしかに、あの船に乗るとなぜか、とても落ち着くのです。それはあの大きさ(小ささ)に起因するのでしょう。
掌握できるサイズ、混み合うことの無い船客数、そして外国船には絶対に真似の出来ない和食。
飛鳥兇ハード面でより立派なのは万人が認めるところでしょう。
 それでも、時としてプライベートで日本の船旅に出たいと思ったとき、なぜかにっぽん丸を選ぶ。
それはスモールシップだから、ということに今さら気づきました。
横浜を夕方出港するワンナイトクルーズ、ディナーのあと、少しショーを観て、船首のネプチューンバーへ行く。
すると右手に熱海の夜景が見えるんですね。これがちょっといいんですよ。
短いクルーズだけど、寿司カウンターにも座りたいですねぇ。
ショコリキサーもいただきたいですねぇ。
そうだ、日頃お世話になってる寿司屋の大将と散髪屋のマスターに、にっぽん丸のお土産を買って帰ろう。

 小学生の頃だったか、父に連れられて乗った初代にっぽん丸、たしか神戸から長崎へ向かったような記憶が。
オートミール、グレープフルーツ、ガーリックトースト。そんな食べ物は、はずかしながらにっぽん丸で初めて知りました。
当時、日本にはにっぽん丸しかありませんでした。ぱしびも飛鳥もありませんでした。
にっぽん丸の洋上は、とても洒落ていて、とても西洋でした。

にっぽん丸 スパエステ「TERAKE」5

17315a27.jpgスタッフの花房から、にっぽん丸に新しくオープンしたスパエステ「TERAKE」のレポートをお届けします。
実はチェックインした船室のデスクに【先着10名様へハンドマッサージのサービス】という案内を見つけてしまったので、テープを桟橋にたなびかせておられる皆さんを横目に早々にでかけたわけですが、その空間はとても上品で上質なものでした。早速スパのレセプションでお願いして、本日第一号のハンドマッサージをうけることとなりました。マッサージはお試しとあってほんの短時間ですが、手のひらから指先、ひじまで丁寧に行ってくださいました。
マッサージに使われていたのは【TERRAKE】−テラケ−がコンセプトとしている4つの世界のインスピレーションを得たうちの【水の世界】のトリートメント。とても爽やかなかおりで水分補給がテーマの保湿効果が期待できるものだそうです。
ほかにミネラル補給やアンチエイジングを目的とした【大地の世界】のトリートメントは水の世界のものより少し重いけれどとてもリラックスできる安堵感のある香り、
デトックス効果の高い【大気(風と光)の世界】は澄んだ華やかな香り、
そしてたっぷりと栄養補給してくれる【植物の世界】はナチュラルで豊かな香りのトリートメント。
それらを一つ一つ説明していただきながら、自身のお肌の調子や体調にあったエステを選ぶことができます。
ハンドマッサージの後、男女それぞれ専用のマッサージルームを見学し、エステメニューをいただいてあとでゆっくり読んで予約しようと一旦お部屋にもどりました。
ランチを済ませ、一通り写真を撮って、エステメニューを吟味していざ予約へとレセプションに行くともう予約がいっぱいの状態!
昼前からの少しゆっくりしたクルーズでの時間の使い方ということで、乗船いただくお客様へご案内しようと思っていたのですが、にっぽん丸を楽しまれるお客様は私なんかよりもしっかり楽しみ方をご存知の方ばかりだったようで・・・脱帽です。
次回は必ずここで先に楽しまれたお客様と同じく至福の時間を過ごしたいと誓った瞬間です。

パワーアップ NEWにっぽん丸 エンディング5

edc57e5c.jpg午後のティータイム、最上階前方のラウンジでいただきました。6月にロンドンへ出張で行った時、紅茶が本当に美味しくて、それといっしょに食べるスコーンがこれまた美味しくて新しい発見がありました。にっぽん丸でも白いカップに注いでいただいた紅茶はなかなか美味しかったですよ。ティーパックか葉っぱを使っているかで全然味が違いますね。
この船に乗るために新幹線に乗り、大阪までたったの2時間半。それを船で戻ってくるのに23時間、3食付。これほど贅沢な国内旅行はありませんね。ただわたくし43歳の船客として感じることがいくつかありました。どこのラウンジやライブラリでも椅子が低いのです。そしてディナーの量がやはり少なく感じるのです。これはにっぽん丸の今の主なセールスターゲットとなっているシニア層に合わせているからだと思います。しかし、にっぽん丸もせっかく新装オープンになったのですから、もっと若い世代にも門戸を広げていただきたいのです。そうは言っても、価格面や食事などは変えられても椅子の低さは変えられませんよね。これは残念なことです。
いずれにせよ、新生にっぽん丸の各所のコンセプト、意図は十分に理解できました。にっぽん丸のグランドスイートに匹敵する部屋が、飛鳥?ではロイヤルスイートがありますが、やはりお望みの方がいらっしゃって予約が入る事実を見てきています。入念なマーケットリサーチのもとに、にっぽん丸のスイート群が配置されています。そして食のバリエーションの充実、これはお客様の洋上での楽しさ向上には最も効果的だと思います。にっぽん丸初の寿司店にも行って来ました。板前が3人もいて、築地から素晴らしいネタを仕入れていて(車えびも飛び跳ねていて)。だけどお客はチラホラ。ロングクルーズなら、たまにはお寿司でも、とお金を払ってでもお客さんは来るでしょうが、ショートクルーズ、ましてやワンナイトならメインダイニングの食事を捨ててまで来る人はいないでしょう。まぁ船社は食後の一杯とちょっと寿司をつまんでいただいて、みたいなイメージのようですが。
とにもかくにも、新しいにっぽん丸に乗って、いろいろと刺激を受けて、いろいろと考えさせられることがありました。みなさんも一度新しいにっぽん丸に乗ってみてください。そしていろんな意見を持つことが、その会社のクルーズを向上させることは間違いないですから。

パワーアップ NEWにっぽん丸5

013bea48.jpgベイブリッジから大桟橋へのアプローチ、ちょっと驚いたことがありました。それは船の速度が速いことです。外国船ならパイロットを乗せ、もっとゆっくりと進むはず。それがにっぽん丸は速度が速い。そして大桟橋の横まで来ると船首部分を桟橋に出来る限り近づけ、船尾を後から桟橋へ押し付けるやりかたで、実に効率的で鮮やか。「このキャプテンは、この港を知り尽くしている。」そう確信しました。

パワーアップ NEWにっぽん丸5

ec700068.jpg翌朝、目覚めるとにっぽん丸は浦賀水道を通過、快晴の中東京湾を北上してゆきます。東京湾、すごく船が多くて航路は過密状態と思えるほど。これはキャプテンも気が抜けないことでしょう。大きな船はまだ秩序の元に航行しているのですが、漁船群の動きが予測不可能。しかもおびただしい数。そんななかにっぽん丸は、ベイブリッジに差し掛かります。神戸−横浜は、商船三井客船伝統の航路。時代が変わって船は3代目になって、今は純然たるクルーズを楽しむ人が乗船しています。

パワーアップ NEWにっぽん丸5

41851420.jpg今回の大改装後も変わらない部分があります。そのひとつが船首部分にあるネプチューンバー。やはりここが落ち着きます。あらためてメニューをじっくり見たのですが、けっこうお酒の種類が多いのです。ウィスキーのリストにはサントリーの白州、山崎なんかもあって、うれしくなります。夕食後、ショーを見てネプチューンバーへ流れる。にっぽん丸のナイトライフは実に落ち着けます。ひとつ絶対的に言えるのは、数千人も乗るようなメガシップじゃないので、船内で混み合うことがありません。ある意味贅沢な船だなぁと感じました。

にっぽん丸の和朝食

683ffd89.jpgにっぽん丸で和朝食を食べている時が、私は一番幸せな時間であります。赤坂にキャピトル東急というホテルがありましたが、宿泊して朝の和朝食がとても楽しみだったのですが、器の柄や献立がとても似ているのです。ちなみに写真のうち、鮭は焼き立てと、ごはんとお味噌汁は温かいものを持ってきてくれます。
イメージ的に石原慎太郎とか頑固な亭主の家は、こんな朝食を家で食べてるんだろうなぁとか、ふと思ったりしました。

パワーアップ NEWにっぽん丸5

6faad949.jpgスイート専用に新設されたデッキ6のダイニングは、朝と昼は全船客が利用できます。そして、後方のオープンデッキで朝食もOK。重厚な木のテーブルにさわやかな籐の椅子が並べられていて、ここの雰囲気はとても素晴らしい。だけどデッキで朝食という概念がないのか、利用している人はとても少なかったです。ちょうど乗り合わせた東京のエージェントの方が「あそのこの雰囲気いいですよ。」と教えてくれました。私自身も、もっとNEWにっぽん丸を乗りこなさなければ、と思いました。
ここでは、メニューから注文して、サラダやフルーツはビュッフェスタイルなのですが、洋上NO.1の美しいオムレツには感激しました。そう、これがオムレツ。(外国船の二つ折りの固いやつはオムレツとは言わない!) そして、この後、デッキ3のダイニング瑞穂で和朝食をいただくと完璧なのです。
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