cd5693e8.jpgもう20年以上は経っているでしょうか。かつて川崎汽船がクルーズビジネスに乗り出したことがありました。その船がソングオブフラワー。にっぽん丸や飛鳥とも違った、何ともいえない暖かみのあるサービスが好評で日本でもたくさんの方が乗船されました。その後、ラディソンセブンシーズ(現リージェント)へ移り、今はカンパニー・デュ・ポナンのル・ディアマンとして活躍しています。もう長らくアジアからは遠ざかっていたのですが、今年の冬この船がアジアにやってくるのです。
先日の出張で、このル・ディアマンと新造船ル・ボレアルに乗船しました。正直申し上げて、食事はル・ディアマンの勝ちです。忘れられないのがジョンドーリー(まとう鯛)のソテー。魚料理のミディアムレアーというか、最低ここまでは火を通さないといけないけど、これ以上通すとパサついてしまう。結果絶妙な火加減で素材の新鮮さとジューシーさを楽しめる素晴らしい一皿。さりげないバルサミコのソースも季節柄とてもマッチしていました。ポナン各船の料理は自信を持っておすすめできますが、その中でもル・ディアマンは抜群です。シェフが素晴らしいのだと思います。
船齢は経っているものの、大掛かりな改装を経ておりキャビンは明るくとても快適、そしてその船の大きさゆえか、なんだかとてもパーソナル。フロントデスクの前を通ると自然に顔を憶えてくれていて、「今日は観光行かないの?」とか「明日はキャプテン主催のパーティだから、いいシャンパン振舞うわよ。」とか、ずっと前からの知り合いに話しかけるような感じ。 結局、人は人とのふれあいを求めている部分があるのでしょう。話しかけられる私自身、じわじわとこの船=このコミュニティが好きになっていったのです。
まだまだ日本ではクルーズはこれからですが、大型船でクルーズデビューした方たちにも、こういったアットホームなスモールシップの世界を経験していただきたいなぁと思っています。
ポナンのウェブサイトをリニューアルしました。ル・ディアマンのアジアクルーズもぜひチェックしてみてください。

http://www.ponant.jp/all/lediamant2.html

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ル・ディアマン ニースへの入港